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妙蓮池の近江妙蓮

2018年07月15日 | 日記

     妙蓮池に咲く近江妙蓮は、室町時代から600年もの間、

     地元の人々によって守り育ててきた貴重な蓮です。

 

          古文書によると室町時代から、この妙蓮及び その池(大日池)は田中家の貴重な財産として、

          何百年もの間、守り育て、咲き続けた妙蓮が・・・

 

     

      明治29年から後は花が咲かなくなりました。

 

     

      古くからの伝承をを持った妙蓮が絶えたことを、田中家や地元の人々は大変、残念に思い、

 

     

      妙蓮池保勝会を創設するなどして、妙蓮の復活を望んでいました。

      そして昭和31年、世界的なハス学者である大賀一郎博士に依頼して、大日池の復興に取りかかりました。

 

     

       昭和33年、金沢駅前の持明院が加賀妙蓮の池を移転することになり・・・

      (一つの茎に数多くの花をつけ、花びらの数は、2000枚~8000枚にも達します)

 

     

      この指導を大賀博士に依頼しました。

      その時、このレンコン5本を研究のため府中市にある中央公園の池に移植しました。

 

    

    この妙蓮のレンコンが、昭和35年4月20日大賀博士によって大日池に植えられました。

    (散る時は花びらは何枚か散るだけで、殆どは花を付けたままの姿で枯れていきます)

 

    

     そして、昭和38年の夏になると、この妙連が見事に花を咲かせました。

     68年ぶりに妙蓮が大日池に復活をし、大賀博士はこれを近江妙蓮と呼ばれました。

    

              *説明文は近江妙蓮資料館のパンフレットによります。

                近江妙蓮:昭和40年3月26日 滋賀県天然記念物に指定されました。

                     昭和50年8月1日  守山市の市花に制定

                                          撮影日:2018年7月14日