「うさぎ」
黄金のすすきが
風になびいて
一斉に走り出す
その風景はまるで
丘の上を跳ぶ
うさぎのようだ
うさぎたちは
明日に向かって走る
巡り来る秋
再び
仲間たちと走るために
朝の詩:奈良県河合町
松村 愛唯(めい)さん13歳の「うさぎ」をご紹介しました
市内の奥の院池への林道は
休耕田が続いています
休耕田には
すすきがわんさと生えているのです
陽に照らされて
銀色に輝くすすきを見ていると
作者の松村さんの詩のように
うさぎが走っているように見えてきます
セイタカアワダチソウも
走るうさぎと
一緒に跳びはねています
鈴鹿山系の麓に鎮座している
奥の院池は静かに静かに
秋を迎えています
令和4年10月16日撮影