線路のゆがみ具合や架線の状態、信号電流の状況等を検測しながら
一般の営業車両と同じ時速270㎞位で走行して、新幹線の軌道・電気設備
信号設備を検査する為の事業用車両「新幹線電気軌道総合試験車」の愛称で
列車が黄色である事から鉄道ファンの間では、「新幹線のお医者さん」を意味する
「ドクターイエロー」の愛称で呼ばれ、この列車に依る検測結果は
新幹線情報管理システム (SMIS) へ送られて、乗り心地の向上や
安定した集電、信号トラブルの未然防止等を目的とした保線作業の
データとして使用され、新幹線の安全運行を陰から支えており
この「ドクターイエローの」検測走行は、原則として1ヶ月に3回の割合で
主要駅で停車して走行する「のぞみダイヤ」と、2ヶ月に1回
新幹線の各駅で停車する「こだまダイヤ」の2種類のダイヤで
東京ー博多間を2日間かけて、1往復走行している事が多いのですが
「ドクターイエロー」の走行日時は、非公開で有り
運が良くなければ見られない為に、鉄道ファンの間では
「見ると幸せになれる」と云われていて、その「こだまダイヤ」での
上り「ドクターイエロー(JR東海:T4編成)」の検測走行予想日が
6月14日に成っていましたので、今の時期こちらでは田植えも終わり
田んぼの中には水が有りますので、夕日に輝く「ドクターイエロー」の姿が
田んぼの水面に映る姿を、カメラに収めようと新幹線沿線へ出かけましたが
「ドクターイエロー」の走行時間には、運悪く微妙な弱い風が吹き
水面に映るはずの「ドクターイエロー」が、風による波に消されてしまい
残念ながら、その姿を写す事は出来ませんでした
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