花散歩

函館および道南の野山の花を中心に、観光、グルメ、温泉などを紹介しています。

駒ケ岳の花1

2010年07月24日 | 山野草
今日の函館は雨の予報でしたが、薄日の射す蒸し暑い1日になりました。
7月にこれだけ暑い日が続くのは、今まではなかったのに・・・。
でも27℃くらいでこんな事言っていたら、本州の方に申し訳ないですね。

さて、駒ケ岳登山の目的は、まだ見ぬ花に会うことでした。
今回出合った花たちを紹介します。

タデ科のウラジロタデ(裏白蓼)です。
高山の砂礫地や岩礫地に生え、高さ0.3-1mになる雌雄異株の多年草です。葉の裏面は綿毛が密生しているため、真っ白に見えます。

ツツジ科のシラタマノキ(白玉の木)です。
白い壷形の方が花で、薄緑色にみえる丸い方は実です。この実をつぶすとサロメチールのような臭いがします。

アカバナ科のヤナギラン(柳蘭)です。
草丈が1~1.5mのすらりとした姿に、濃いピンク色の美しい花を咲かせ、とても目立っていました。

今回が初めての出合いでしたが、沢山のヤナギランに合えてラッキーでした!

ラン科のエゾチドリ(蝦夷千鳥)です。
翼のように見える側がく片が、三角形になっているのでエゾチドリとしましたが、同じような花があるので、識別が難しいです。

イチヤクソウ科のヒトツバイチヤクソウ(一葉一薬草)です。
名のとおり葉が1~2枚で、もやしのようにひょろりとした紅紫色の茎の先に、同じような紅色の花をつけます。ベニバナイチヤクソウに似ていますね。

キク科のカワラハハコ(河原母子)です。
高さは30-50㎝、雌雄異株の多年草です。
茎や葉の裏面には毛が密生していて、全体に白っぽく見えます。枝先に小さな頭花を多数つけます。
この花は、まだ咲き始めの状態のものが多く見られました。・・・続く