花散歩

函館および道南の野山の花を中心に、観光、グルメ、温泉などを紹介しています。

ツレサギソウ(連鷺草)

2010年07月11日 | 山野草
今日も朝から激しい雨が降りましたが、午後からは、小雨程度になりました。
野山には出かけれないので、久しぶりに本屋さんや買い物をして、のんびり過ごしました。

先日、ツレサギソウに会いに出かけました。

今年はまだ早かったようですが、咲き始めの株を幾つか見ることができました。

連鷺草は、同じラン科のサギソウに似た花が連れ立って咲いていることから名づけられたようです。

クリオネにも似ていると思うんですが~。

海岸の花

2010年07月10日 | 山野草
昨日の函館は、曇り、突然の土砂降り、晴れなど、目まぐるしく変わるお天気に振り回される1日でした。
今週はまさに梅雨本番、早くカラッとした夏空に出会いたーい!

函館市の隣、北斗市の海岸に立ち寄りました。

わー凄い!砂花を埋め尽くすようなハマヒルガオの大群生です。

こちらのカリフラワーのような花は、セリ科のハマボウフウ(浜防風)です。
新芽は酢味噌合えや天ぷらにすると美味しいそうです。
食用の他にも、漢方薬、民間療法薬として利用されるそうです。

砂地に咲く、キク科のハマニガナ(浜苦菜)です。

風雨にさらされる海浜植物たち、可憐さと逞しさを感じます。

函館湾に長く突き出した桟橋は、太平洋セメント上磯工場の海上桟橋です。
全長2.0km、6万トン船の着桟が可能で、ここから原材料や燃料を受入れ、セメントや石灰石などの製品が積み出されるそうです。
桟橋は工場へつながっていますが、とても大きな工場で、画像に入りきりません。

初夏の大沼

2010年07月09日 | 山野草

「カラスに御用心!」

昨日の七夕の日の夕方、いつも通る住宅街の道を自転車で走っていると、突然後頭部に衝撃を受けました。衝撃で前につんのめり、転びそうになったのを必死で堪えました。何だったの?何か落ちてきたのかと思いましたが、どうもカラスが電線から急降下して頭に一撃を加えたのです。気を取り直して再び自転車で走り出すと、もう一度同じ事が起きました。後ろから急にやってくるのでまったく気づかないうちに、ガーンとやられました。痛いって思って頭に手をやると、血が出ていました。近くのドラッグストアーで消毒薬を買おうと店員さんにカラスに突付かれたと話すと、病院へ行った方がいいと言われたので、そのまま病院へ。傷は大したことがないとの事で、消毒をしてくれました。でも、感染症の方が怖いと言われ、抗生物質を処方されました。この時期、カラスは子育ての真っ最中、巣の下を通っただけでも、ギャーギャー威嚇してきます。カラスは頭がいいので、同じ人を何度も攻撃するそうです。(何もしてないのにひどいよ~)。用心の為、しばらくは、違う道を通る事にしました。
皆さんも、どうぞお気をつけ下さいね。

 さて、気を取り直して、先日出かけた大沼の涼しげな景色を紹介します。

生憎の曇り空でしたが、浮島の間から駒ケ岳の姿を見ることができました。

ネムロコウホネ(根室河骨 )の黄色い花が、湖面に突き出しています。
観光シーズンに入り、モーターボートが水飛沫を上げて通り過ぎて行きます。
その横では、おじさんがのんびり釣り糸を垂らしています。その様子が、何だか面白い。

足袋のような葉が水面に浮かび、ピンポン玉くらいの黄色い花が水面に伸びています。

アップで見るとこんな感じです。

カルガモの親子が、仲良くお散歩中でした。可愛いいな~。

八郎沼公園

2010年07月07日 | 山野草
明日は七夕、スーパーでは笹や、七夕用のお菓子が山積みにされていました。
函館では、七夕に子供達が家々を廻り、お菓子をもらいに来ます。お菓子を渡すと、♪笹に短冊七夕祭り、大いに祝おう、ろうそく1本頂戴な♪と歌ってくれます。
今では、普通の家より、お店屋さんを廻る方が多いようです。
明日のお天気はどうかな?

さて、先週、北斗市にある八郎沼公園に出かけました。

この時期の八郎沼は、スイレンが湖面を彩り、絶好の散策コースになります。
この日も、ヘラブナ釣りを楽しむ人やおたまじゃくしや虫を捕る子供たちで賑やかでした。

スイレンはまだ咲き始めでしたが、周りの緑がとても綺麗で、こんなに素敵な景色になっていました。
モネの睡蓮に負けていないかも、なんて思いながらの散策でした。

緑の中で、赤い太鼓橋も映えます。

美人三姉妹のスイレン、蕾みも可愛い!

沼の周囲で見られた、立派なツルアジサイ(ユキノシタ科)です。

名前のようにつる性のアジサイで、ガクアジサイに似ていますね。木や岩に気根と呼ばれる根を張り成長し、撒きつかれた木に花が咲いたように見えます。

匠の森は今

2010年07月06日 | 山野草
「今日も蒸し暑いですね~」と言う挨拶が続く函館です。

涼を求めて、北斗市にある匠の森へ出かけました。

匠の森の散策路に、このようなウッドチップが敷かれていました。

ヤマボウシ(ミズキ科)が丁度満開、濃い緑の中で白い花がとても涼しそう。

4枚の花弁のように見えるのは総苞です。ヤマボウシ(山法師)は、この白い総苞が、白いずきんをかぶった山法師を連想することから名付けられました。

真っ白のこの形が、とても美しいですね。秋になると真っ赤な実をつけます。

ハナニガナ(キク科)も、今が盛りと咲いてます。

管理棟前の広場は、ブタナ(キク科)の黄色い絨毯になっていました。

可愛そうな名前のブタナは、フランス名の「ブタのサラダ」を訳したものだそうです。
ヨーロッパ原産の帰化植物で、在来のタンポポの花が終わった頃から夏までの比較的長い期間、タンポポと間違うほどよく似た花を咲かせるタンポポモドキとも呼ばれています。

立待岬の花2

2010年07月04日 | 山野草
今日は雨が降ったり止んだりの涼しい1日でした。

さて、昨日の続きです。

あまり見かけない花を発見、ゴマノハグサ科のエゾヒナノウスツボ(蝦夷雛の臼壷)です。
海岸の岩場や砂礫地に生育する肉質な植物で、太い茎は四角で、角角に翼が付いているのが特徴です。赤い小さな花は壺形をしています。

花をアップで見ると、ピースをしているように見えませんか。

ピンク色の可愛い花、エゾフウロ(フウロソウ科)です。
和紙で作ったようにシワシワしています。盛りを過ぎていたので、いい状態の花が少なかったです。

明るい黄色が目を引く、エゾノカワラマツバ(アカネ科)です。

こちらの大きな花は、オオハナウド(セリ科)です。
名のとおり、草丈は100~200㎝ほどあります。傘形に集って咲き、外側の花は大きく、大の字に見えます。

涼しげな花、ヤマブキショウマ(バラ科)です。

立待岬から戻る途中、函館山登山道から見えた景色です。
右手に津軽海峡、中央には箱庭のような函館の街、その向こうには横津の山並が広がっていました。

立待岬の花1

2010年07月04日 | 山野草
今日は雨の予報でしたが、曇ったり、薄日が差したりと、はっきりしないお天気でした。蒸し暑い日が続き、体がダラーっとしてしまいます。

そんな中、 函館の観光地の1つ、立待岬に出かけました。

立待岬の遊歩道沿いに咲くハマナス(バラ科)です。
観光客の姿も多く見られました。

岬には、黄色のエゾカンゾウ(ユリ科)が、海を見下ろすように沢山咲いていました。

エゾカンゾウは後姿も決まっていますね!

海岸はこのように岩だらけで、海に突き出しています。
岩の先端少し手前に釣り人がいるのですが、分るでしょうか?

海岸の岩場では、エゾスカシユリ(ユリ科)が真っすぐ上向きに咲いています。

風の強い岩場に咲いているので、草丈はかなり低いです。
がくと花弁の根元にすきまがあり、花の内側を外側から透かして見ることができるのでこの名がつきました。

エゾネギ(ユリ科)は残念な事に、この1本しか見られませんでした。・・・続く

戸井の花2

2010年07月02日 | 山野草
今日は梅雨のような蒸し暑い曇りの1日でした。今週はずっとこのような天気、先週の暑さといい、今年は北海道らしくない陽気が続きます。

さて、昨日の戸井の続きです。

野山で目立つピンク色の可愛い花、タニウツギ(スイカズラ科)です。

遠くに群生しているのを見ても美しいですが、近くで見るとこんなに愛らしいです。

こちらは珍しいタニウツギの白花です。この場所では、上のピンクの花と並んで咲いていて、紅白のタニウツギが楽しめます。

セリ科のオオカサモチ(大傘持)です。
草丈は1.5mくらいあり、花も大きいもので30㎝くらいあります。
にゅうーっと立っている大型の花は、存在感がありますね。

こちらは1㎝くらいの小さな花、オオバナノミミナグサ(ナデシコ科)です。
群生して咲いていることが多く、可愛い花は、結構お気に入りです。

戸井の海で見かけたハクセキレイです。
白と黒のツートンカラーがお洒落な鳥さんですね!

戸井の花1

2010年07月01日 | 山野草
昨日までの暑さも一段落、少し肌寒い雨の1日になりました。

お天気の良かった先週、お気に入りの戸井に出かけました。

白い小さな花をいっぱい付けた大きな木、カマツカ(バラ科)です。

今が盛りの初夏の花、エゾカンゾウ(ユリ科)です。
別名はエゾゼンテイカ、本州ではニッコウキスゲと呼ばれています。

オレンジ色のスラリとした立ち姿が、とても美しいです。

海岸の草地や崖に群生するポピュラーな花です。黄色のラッパ状の花は一日花で、朝咲いて夕方にはしぼんでしまいます。

赤紫色の目立たない花、シュロソウ(ユリ科)です。

淡緑色の花はオニツルウメモドキ(ニシキギ科)です。 ・・・続く