浄心庵・長尾弘先生「垂訓」

恩師の歌集「愛」より

手を打てば響く柏手いずくより
両手の縁に因りて鳴るなり

「心行の解説」より。

2013-12-20 01:06:18 | 浄心庵 長尾弘先生垂訓

                        ~ 恩師の「心行の解説」より ~


                 先の続き・・・

                 常に謙虚であって、人様の言葉を素直な心で聞かせてもらい、
                 もしも自分に間違った面があれば素直な心で自分を見詰めますと、
                 「ああ、私のこういう点がいけなかったなあ、これを何とか改めていこう」
                 というように思えるはずです。
                 私は過去も今もですけど、全くできの悪い人間でございまして、
                 まだ今のほうが少しはましにならせてもらいましたが、過去はとりえのない
                 人間でしたね。何でも都合の悪いことは全部人のせいにして、
                 都合のいいことがあれば全部自分のせいにします。

                 人間の持っている最も深い業で、この宿業をそのまま現わしておりました。
                 しかし法にご縁を戴きまして、自分の愚かさ、
                 自分の至らなさを学ばせていただきますと、人様を責めたり人様を裁いたり
                 するような資格はないことが分かってきました。
                 そうしますと人様のことは気にならなくなります。
                 人様よりも先ず自分を正さなくてはいけない、自分の悪い癖、欠点を
                 直さなくてはいけないということに目覚めてきます。


                             ~ 感謝・合掌 ~




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