~ 恩師の「心行の解説」より ~
先の続き・・・
常に謙虚であって、人様の言葉を素直な心で聞かせてもらい、
もしも自分に間違った面があれば素直な心で自分を見詰めますと、
「ああ、私のこういう点がいけなかったなあ、これを何とか改めていこう」
というように思えるはずです。
私は過去も今もですけど、全くできの悪い人間でございまして、
まだ今のほうが少しはましにならせてもらいましたが、過去はとりえのない
人間でしたね。何でも都合の悪いことは全部人のせいにして、
都合のいいことがあれば全部自分のせいにします。
人間の持っている最も深い業で、この宿業をそのまま現わしておりました。
しかし法にご縁を戴きまして、自分の愚かさ、
自分の至らなさを学ばせていただきますと、人様を責めたり人様を裁いたり
するような資格はないことが分かってきました。
そうしますと人様のことは気にならなくなります。
人様よりも先ず自分を正さなくてはいけない、自分の悪い癖、欠点を
直さなくてはいけないということに目覚めてきます。
~ 感謝・合掌 ~