~ 恩師の「心行の解説」より ~
「六根あるがゆえに己が悟れば菩提と化すことを悟るべし」
私たちは五官によって感じ、「意」によって喜び、苦しみ、悲しみます。
五官に「意」を含めて六根です。
つまり「眼・耳・鼻・舌・身・意」これで五官です。
肉体には眼、耳、鼻、口があり、そしてこの体をいれて五官が与えられています。
この五官によって魂の修行をさせていただくのです。
五官が無ければ肉体が保存できませんから、どうしてもこの五官を通して目で見、
肌で感じ、舌で味わって、都合の悪いものは避けて自分を守ろうとします。
苦いものや毒などは吐き出しますし、火に手が触れると熱いですから避けますし、
針で突いたら痛いので避けるというように造られています。
五官を通して見る時は、どうしても自己保存になりますが、それが当たり前なのです。
そして自我我欲に捉われて当然なのです。
自己保存のために与えられた道具ですから、そうなって当たり前のこの肉体の中に、
神の子の私たちの内なる魂が宿って修行させてもらうのですね。
~ 感謝・合掌 ~