~ 恩師の「心行の解説」より ~
先の続き・・・
一人一人が持っている魂の器の底から少し離れた場所に、
五官の感覚というカーテンが下りています。
この感覚が表面と内とを遮ってしまうので、
神様が私たちの表面に出ていただけないのです。
幼い子の魂には遮るカーテンが下りておらず曇りがありませんから、
神そのものの意識が表面に出ておられるのですが、
もう三歳になりましたら立派にカーテンがかかってしまいます。
しかし神様と人間とが切り離されるのではなく、
心の曇りによって遮断されているだけであって、表面に振り回され、
五官に翻弄された人間になっているということです。
よく悪霊とか地獄霊とかいいますが、たとえサタンといえども、
表面が曇っただけで、内は神の御子です。
自ら遮っているだけで、この遮るカーテンを払えば、
どなたも皆菩提と化すことができます。
すごく簡単なことです。
このカーテンを取り除くにはどうしたらいいか、
まずこの曇りはなぜできたかということ、五官に翻弄されて怒り、
妬み、謗り、愚痴、恨み、憎しみ、嘘、盗み、取越苦労、不安、
恐怖、貪欲などによって生じたのです。
五官の求めるままに翻弄されると、怒りや妬みになるのですから、
この邪魔ものを取ってしまえばいいのです。
~ 感謝・合掌 ~