~ 恩師の御講演「ブッダのことば」より ~
第一 蛇の章
三、犀の角
五十、 実に欲望は色とりどりで甘美であり、
種々のかたちで、心を撹乱する。
欲望の対象にはこの患いあることを見て、
犀の角のようにただ独り歩め。
五十一、 これはわたくしにとって災害であり、腫れ物であり、禍であり、
病であり、矢であり、恐怖である。
諸々の欲望の対象にはこの恐ろしさのあることを見て、
犀の角のようにただ独り歩め。
五十二、 寒さと暑さと、飢えと渇(かつ)えと、風と太陽の熱と、虻と蛇と、
――これらすべてのものにうち勝って、
犀の角のようにただ独り歩め。
~ 感謝・合掌 ~