浄心庵・長尾弘先生「垂訓」

八正道と作善止悪

「御垂訓」

2019-08-03 00:37:02 | 浄心庵 長尾弘先生垂訓

~ 恩師の「心行の解説」下巻より ~


「己が前世の約束を忘れ自己保存自我我欲に
明け暮れて己の心の魔に支配され
神意に反しこの現象界を過ぎ行かん」

私たちはこのように完全なる愛の中に生きさせてもらいながら、
自分の肉体に意識・心が支配され、自分の前世の約束さえ忘れ去って、
自己保存・自我我欲に明け暮れています。

己の心の魔に支配されて神のご意志に背き、
この現象界を過ごしています。
この姿は法に縁のなかった方たちのこの世の最後の姿です。

しかし、私たちは今、法に縁を頂きましたから、
あの世に帰る時は神との約束を果たして帰りたいと思います。
「心行」の解説、今日は大変よく進みまして、
この辺りで終わらせてもらいます。
どうも長い間、ご清聴ありがとうございました。

講演 三

「心行」を書き残して下さいました高橋信次先生は
四十八歳にして年若くあのふるさとにお帰りになりました。
私が求め求め、やっと巡り合えました心のお師匠様に
僅か一年八カ月ほどのご縁でお別れしてしまいました。

その時は、いつもお話しますが、
自分の体らか骨も何も抜き取られてしまった
ような、もうこの体を支えるのも耐え難いようなショックと悲しみ、
辛さを味わいました。
正に気が狂ったように泣き叫んだものでございました。



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