浄心庵・長尾弘先生「垂訓」

八正道と作善止悪

「御垂訓」

2019-08-29 00:06:25 | 浄心庵 長尾弘先生垂訓

添付のお写真は横綱の曙が体調不良で優勝から離れていた時、
恩師「長尾弘」先生に治療を受けるために浄心庵を訪問し、
治療を受けているところです。
この場所で曙は優勝しました。
同じハワイ出身の大関小錦(向かって左)も治療を受けていました。
二人ともさすがに巨漢ですね。

~ 恩師の「心行の解説」下巻より ~


             講演 四

「守護・指導霊に感謝しさらに反省は
己の守護・指導霊の導きを受けることを知るべし」

先の続き・・・

私たちはこれに似たようなことをいくつも繰り返しており、
それらが全部心のお荷物になっております。
その行いが私たちの心の中に一つ詰まり二つ詰まって
大きな砂袋と化していきます。

砂袋は私たちの心の中に常に錘となってぶら下がっているわけで、
これを軽くしない限り、次に犯せばまた重くなり、
この世を去る時に肉体の命の糸が切れてしまいますと、
たちまちにして深い所へ落ちていきます。
落ちていく先は、仏教では地獄といっていますね。

宗教ではない私たちのこの学びの世界では、
心の暗闇の世界へ落ちるということです。
心の中に常に荷物がなく、明るくて軽ければ浮き上がります。
そういう方が亡くなりますと、
間違いなしに上へ上へと上がっていきます。
それが自然の法則ですね。
思いものは落ちます。
軽いものは上がります。

その砂の材料は何かというと、怒りであり妬みであり、
謗りであり愚痴であり、恨みや憎しみ、不要の取り越し苦労、
これらが全部砂の材料になっております。
神の御心の中には罪も過ちも汚れもありません。

無いものであるから改めた時には消えてしまうのですね。
ほんとう有難いことです。
自分が間違っていたということを正面から知ることによって私たちも即、
その苦しみから救われるのです。
自分が正しいと思っている限りは絶対救われることはありません。
「自分は正しい、間違いない」と言うのは地獄の霊です。

成仏できないで暗い恐怖の世界におられる方の霊が出てこられますと、
全部共通して「私は何も悪いことをしていないのに、
なぜこんなに苦しい思いをしなくてはいけませんか」と言います。
自分が悪いということが分からないから地獄にいるのです。

ところが天上界から来られた霊は
「私はこの地上にあった時はいろいろ失敗やら過ちを犯しました。
ほんとうに未熟な人生を送ってしまいました」と言われます。

そして地獄の世界にいる人は今でも「私は悪いことをしていないのに、
罪も犯していないのに、一生懸命人のために尽くしたのに、
なぜこんなに苦しまなくてはいけないんですか」と
言って苦しんでいるのですね。



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