浄心庵・長尾弘先生「垂訓」

恩師の歌集「愛」より

集い来る過去世に学びし
友がらの一人一人の
愛おしきかな

「御垂訓」

2020-04-12 00:08:20 | 浄心庵 長尾弘先生垂訓

~ 恩師の御著書「愚か者の独り言」より ~

                 講演集 一

        「姑にできる限りを尽くした例話」


先の続き・・・

喜ぶ喜ばないは関係ないので、自分にできるだけ尽くしてみなさい。
やがておばあちゃんがこの世を去られました時に、あなたはあんな
難しいおばあちゃんに、よくこれだけのことがさせてもらえたと、
御自身の心に満足感、喜びが与えられます。
それはおばあちゃんの為にするのと違います。
自分自身の為にするのです」と話しておりましたら、
お陰で自分の心が楽になって、
おばあちゃんが喜ぶ喜ばないは気にならなくなりました。

これだけのことをさせてもらおう、尽くさせてもらおうということで、
いよいよ亡くなられる前に私の話をテープ起こししたものを読んであげたり、
お話のテープを聞かせてあげたりしたそうです。
家の側におばあちゃんの実の娘さんもおられるそうですが、
娘さんがおばあちゃんの介抱に来られても、終わり頃にはもう受け付けない。
というのもお嫁さんが尽くしておられる程には、
実の親子でも尽くしておられないから、拒否反応を起こすのですね。
すっかりお嫁さんに頼って自分の娘よりも頼りにされたのです。


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