恩師のご著書「真理を求める愚か者の独り言」より
第三章 天上界への道
◆宇宙を動かす力とつながる心の内奥◆
先の続き・・・
それには自分の心を見つめる反省をして、
自己の想念行為の過ちに気付かなくてはなりません。
想念帯には日々のいろいろな感情や考えが完全に
行為に表わされ消えていかずにたまっていて、
過去に犯した過ち、思い出したくない不都合な出来事の記録、
不愉快な感情までも押し込まれ、記憶の底に沈んだり、
たまに浮上してきたりします。
それは丁度録音テープに記録されているようなものです。
心の発する叫びや独り言や雑音までも想念帯に記録されています。
また、遠く過去世にさかのぼる想念感情もあります。
すべて肉体の五官にまつわる想念感情です。
それが心に曇りをつくり、神の光を遮る原因となっています。
反省をしていくと、この部分に照明が当てられ、
しだいに沈んでいた想念が表面意識のほうに映し出され、
浮かび上がってきます。
それを悔い改め、償いの善き行いを積んだ時、
過ちの原因だった不調和な想念は、
明かりがもたらされて闇が去るように、
想念帯の中から消され、取り除かれてゆきます。