恩師のご著書「真理を求める愚か者の独り言」より
第三章 天上界への道
◆本当の神は罰など当てない◆
先の続き・・・
「神のみ名において赦しません」
などと戒める宗教がありますが、
そんなことは絶対にありません。
神の心の中には責め裁く思いはありません。
太陽の心と同様に、神の心は無限の赦しです。
ただし、私たちの心は人に嘘をついても自分自身に
嘘をつくことは決してできません。
良心があるからです。
この良心が私たちが罪過ちを犯した時、
人は誰も知らなくとも自らを責め裁きます。
私たちが罰を恐れるのも、私たちの思いの中に
自らを責めたり裁いたりする心があるからです。
しかし、それが悔い改めて真理に
目覚めるためならいいのですが、
ただ不必要に自らに罪悪感を背負わせるためにだけ、
自らを責めさいなみ続けるのなら、
これも一つの業であり、心に潜む魔です。