恩師のご著書「真理を求める愚か者の独り言」より
第三章 天上界への道
◆完全無欠の神様が私たちの中に命として生きていてくださる◆
先の続き・・・
意識するとしないとに拘わらず、
その心の命令によって肉体が行動します。
ところが、本来は自由自在で無限の広がりを持つ心が肉体に同化して、
肉体が自分だと錯覚するところから、その自由性を奪われてしまいます。
私たちはそれぞれの個体を持っていますから、
一人一人の身体も心もバラバラで、
ちょうど海面の上に多くの島が点在しているように、
個々別々に分離しているかのように思っています。
しかし、それはそんなふうに見えるだけです。
寝ている時は意識が肉体を離脱しています。
幽体や霊体というもっとも波動の微妙な体に移り、
あの世に行ってそこで浄められたり、
エネルギーをいただいたり、修行したりしています。
私たちは昼間起きている時は、
10パーセントにすぎないと言われる表面の意識にいますが、
寝ている間はもっと深いところへ下りて行き、
90パーセントを占める潜在意識に
近い想念帯の中で夢を見たり、
それで魂の汚れが浄化されたりしています。
奥に行けば行くほど、個人の記憶や個人の感情想念の
記録された自我意識や個体意識の
部分は少なくなり、やがて海底ではすべてが
地続きとなっているように、集団や人類の
意識になり、最後にはそれさえも超越した
宇宙意識とか神意識と呼ばれるレベルにまで
到達してしまいます。