朝がきました
お天気も回復して
青空と青い海
早速お風呂の窓をあけると
波の音とセミの声
鳥の声が聞こえてきました

夜の間は海は真っ暗で
深海探索の基地だけが
不夜城のように
光っていましたが
あさになって
雲もあって見えなかった
海のむこうに
清水や沼津あたりの陸が
見えました

海水浴場もこの時期は
静かな朝です

朝ごはん

茶色の蓋の下は
あじの開きです
お豆腐と塩辛が
美味しかったです

チェックアウトまで
お風呂につかっていたら
すぐ近くにフェリーがみえました

どこにいくのかとみていたら
どんどんこっちによってきます
海水浴場の近くで
フェリーをみたことがないので
すごくびっくりしました

駿河湾フェリーです
清水港〜土肥港を
むすんでいます

駿河湾はやっぱり
深い海なのだとあらためて
思いました
私の父は
大分〜松山〜神戸をむすぶ
フェリーのチョッサー
(一等航海士)
でしたので
フェリーには思い出が
たくさんあって
うれしくなりました

私の夏休みの
原風景は海であり
船であり
海辺の町の空気であると
再確認しました
夜中きこえていた
波の音も
朝の気配も
とてもここちよかった
温泉もふるさと大分の
父が住む別府の家の
温泉を思い出して
どれもしあわせな
思い出とつながっていて
そのせいか
西伊豆の自然や雰囲気が
とても心地よく
若山牧水がここを
気に入って何度もおとずれた
というのがわかる気がしました
雲湧く渓谷と川と
そこを抜けた先にある
海と温泉
宮崎出身の牧水にも
親しみやすいところだったはずです


帰りには
アイビーの苗をもらい
写真もたくさんとって
もらいました

つづく