本棚を掃除する。絵本は上部のくぼみにほこりがたまる。お掃除手袋でほこりを拭う。ロングセラーではない絵本は絶版になるものが多いので、捨てられない。
本棚から「親バカしんぶん」を見つける。「親バカしんぶん」とは、私が子どもの成長を新聞形式にして記録していたもの。親や仲人さんなどに渡していた。有難いことに 仲人さんは、いまだに「『親バカしんぶん』はよかった」と言ってくださる。
「なつかしい」と思わず、読みふける。結構、子どもの小さいときのエピソードを忘れていて、「こんなことがあったんだ~」と感慨深い。かわいかったなあ。いけない、いけない。いつまでも読んでしまって仕事が進まない。今度ゆっくりと読もうと泣く泣くしんぶんを閉じた。
『折れた竜骨』米澤穂信 東京創元社
イギリスの北海にうかぶソロン諸島。領主を父に持つアミーナは、騎士ファルクと従士の少年ニコラと出会う。ファルクは、アミーナの父が魔術の使い手である暗黒騎士に命を狙われていると言う。そして、自然の要塞である島で、アミーナの父は暗黒騎士に殺される。暗黒騎士の魔術にかかり、暗黒騎士の手下として父を殺したのは誰なのか?
12世紀のイギリスを舞台にした小説かと思って読んでいたら、不死の体を持つ「呪われたデーン人」が出てきて私の頭は混乱した。青銅巨人や<盗人の蝋燭>、<走狗>が出てくるファンタジーのミステリーだったのだ。おもしろかったが、『満願』のイメージが強かったので、「外国が舞台?」「ファンタジー?」と違和感があり、始めはなかなか世界に入り込めなかった。
本棚から「親バカしんぶん」を見つける。「親バカしんぶん」とは、私が子どもの成長を新聞形式にして記録していたもの。親や仲人さんなどに渡していた。有難いことに 仲人さんは、いまだに「『親バカしんぶん』はよかった」と言ってくださる。
「なつかしい」と思わず、読みふける。結構、子どもの小さいときのエピソードを忘れていて、「こんなことがあったんだ~」と感慨深い。かわいかったなあ。いけない、いけない。いつまでも読んでしまって仕事が進まない。今度ゆっくりと読もうと泣く泣くしんぶんを閉じた。
『折れた竜骨』米澤穂信 東京創元社
イギリスの北海にうかぶソロン諸島。領主を父に持つアミーナは、騎士ファルクと従士の少年ニコラと出会う。ファルクは、アミーナの父が魔術の使い手である暗黒騎士に命を狙われていると言う。そして、自然の要塞である島で、アミーナの父は暗黒騎士に殺される。暗黒騎士の魔術にかかり、暗黒騎士の手下として父を殺したのは誰なのか?
12世紀のイギリスを舞台にした小説かと思って読んでいたら、不死の体を持つ「呪われたデーン人」が出てきて私の頭は混乱した。青銅巨人や<盗人の蝋燭>、<走狗>が出てくるファンタジーのミステリーだったのだ。おもしろかったが、『満願』のイメージが強かったので、「外国が舞台?」「ファンタジー?」と違和感があり、始めはなかなか世界に入り込めなかった。