『ベスト100 池田澄子』 池田澄子 ふらんす堂
池田澄子の100句に自分で解説をしている。
私が好きな句
・恋文の起承転転さくらんぼ
・ピーマンを切って中を明るくしてあげた
・あめつちや春をもやもや掻き玉子
・相談の結果今日から夏布団
・TV画面のバンザイ岬いつも夏
・カメラ構えて彼は菫を踏んでいる
・八月六日のテレビのリモコン送信機
もちろん、100句の中には次にある、私の好きな句も入っていた。
・じゃんけんで負けて螢に生まれたの
・蓋をして浅蜊をあやめているところ
・よし分った君はつくつく法師である
「ピーマンを切って中を明るくしてあげた」という発想がすごい。明るいおかしみがあるところがなんともいい。私は、池田澄子氏と西村和子氏に私淑するぞ!
『拝復』(池田澄子 ふらんす堂)で出合った季語
・貝寄風(かいよせ) 大阪の四天王寺の聖霊会でお供えの造花に貝殻をつけた。その貝殻を住吉の浦に吹き寄せた季節風(西風) 春
・養花天(ようかてん) 桜が咲く頃の曇り空。雲が花を養うと言われたことから。 春
・寄居虫(ごうな) やどかり 春
・亀鳴く 実際は鳴かないが、亀が鳴きそうな陽気 春
・百千鳥(ももちどり) たくさんの小鳥。または多くの小鳥のさえずり。 春
・時雨忌 松尾芭蕉の忌日。 冬
・木の葉髪 晩秋から初冬にかけて抜け毛が多くなること。 初冬
浜に貝殻を吹き寄せる貝寄風って素敵。花曇りより養花天って言った方がかっこいい。抜け毛は汚いが、木の葉髪というと趣がある。知らないことがいっぱい。美しいことばがいっぱい。
池田澄子の100句に自分で解説をしている。
私が好きな句
・恋文の起承転転さくらんぼ
・ピーマンを切って中を明るくしてあげた
・あめつちや春をもやもや掻き玉子
・相談の結果今日から夏布団
・TV画面のバンザイ岬いつも夏
・カメラ構えて彼は菫を踏んでいる
・八月六日のテレビのリモコン送信機
もちろん、100句の中には次にある、私の好きな句も入っていた。
・じゃんけんで負けて螢に生まれたの
・蓋をして浅蜊をあやめているところ
・よし分った君はつくつく法師である
「ピーマンを切って中を明るくしてあげた」という発想がすごい。明るいおかしみがあるところがなんともいい。私は、池田澄子氏と西村和子氏に私淑するぞ!
『拝復』(池田澄子 ふらんす堂)で出合った季語
・貝寄風(かいよせ) 大阪の四天王寺の聖霊会でお供えの造花に貝殻をつけた。その貝殻を住吉の浦に吹き寄せた季節風(西風) 春
・養花天(ようかてん) 桜が咲く頃の曇り空。雲が花を養うと言われたことから。 春
・寄居虫(ごうな) やどかり 春
・亀鳴く 実際は鳴かないが、亀が鳴きそうな陽気 春
・百千鳥(ももちどり) たくさんの小鳥。または多くの小鳥のさえずり。 春
・時雨忌 松尾芭蕉の忌日。 冬
・木の葉髪 晩秋から初冬にかけて抜け毛が多くなること。 初冬
浜に貝殻を吹き寄せる貝寄風って素敵。花曇りより養花天って言った方がかっこいい。抜け毛は汚いが、木の葉髪というと趣がある。知らないことがいっぱい。美しいことばがいっぱい。