ささやかな幸せ

SUPER EIGHT、本、美術鑑賞、俳句、お茶が好き!
毎日小さな幸せを見つけて暮らしたい。

第72回正倉院展

2020-11-02 22:49:18 | 美術鑑賞
第72回正倉院展 令和2年10月24日~11月9日 奈良国立博物館
会期中無休 開館時間:午前9時~午後6時(金・土・日曜日・祝日は午後8時まで)
当日券の販売はなし 前売り日時指定券の予約・発券は終了
 前売り日時指定券のおかげで、ショーケースを人の肩越しに見ることもなく、ゆったりと見ることができて良かった。来年も導入してほしいくらい。入場時も混まないように、隣の列が入場してから5分くらいあけて入場する。



紫檀槽琵琶 撥が当たる部分には、鳥を襲う猛禽が描かれているらしいが、よく見えなかった。


右 紫檀槽琵琶
左 粉地彩絵箱 ステンシルのような絵が美しい。


右から馬鞍 鞍敷が美しい
縹纐纈布袍 青(藍染)と赤(紅花染)の斜め柄がお洒落
山水人物鳥獣背円鏡 線刻なので見にくい
朽木菱形木画箱 イチイの箱に柿の材を貼り付けている。柿の木目が美しい。黒檀と象牙の縁取りが細かい。
烏犀把漆鞘樺纏黄金珠玉荘刀子 青いガラス玉と底を赤く塗った水晶が豪華。黒漆に金の金具が美しい。


平螺鈿背円鏡 地はトルコ石を敷き詰めている。ヤコウガイの螺鈿が光って見えにくいが、サイや獅子、鳥がいる。赤は琥珀。


右 山水人物鳥獣背円鏡
左 平螺鈿背円鏡

●花氈 好きな作品。作り方のビデオは、必見。美しい文様はこうしてできあがったのだと感動した。
●粉地金銀絵八角几 足の見えない裏側まで彩色してあり美しい。
●紫皮裁文殊玉飾刺繍羅帯残欠 刺繍、アップリケ、ビーズ使いと綺麗。
●墨絵弾弓 曲芸をする人を墨で細かく描いている
●正倉院古文書正集 疫病が流行ったので税免除の記述も。
●鉾 長い!!

 コロナ禍のせいか、薬や疫病が原因で税免除の古文書が多い気がした。当時の人の技術の粋を集めた調度品は、すばらしい。恵美押勝が正倉院から武器を持ち出して返却しなかったとか、千年以上前のことがわかっているのがスゴイ。


お土産は、正倉院文様のマスクとお懐紙。
晩御飯は、奈良へ行ったときの定番・平宗の柿の葉寿司








コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする