ささやかな幸せ

SUPER EIGHT、本、美術鑑賞、俳句、お茶が好き!
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「円空」

2024-04-02 21:41:10 | 美術鑑賞
「円空  -旅して、彫って、祈って-」 2024年2月2日-4月7日 あべのハルカス美術館
開館時間=火~金/10:00-20:00 月土日祝/10:00~18:00


両面宿儺坐像
生涯で12万体の仏を彫ると誓ったいわれる江戸時代の修験僧・円空。今も五千体の仏が伝わる。今回は、円空の彫った仏が約160体展示される。

でっかい金剛力士(仁王)立像がお出迎え 「おぉっ」と声が洩れそうになる。地面に立ったままの木から彫りだされたと伝わるそう。

裏側はこんな感じ


●十一面観音菩薩立像(三重・真教寺) 大きい。34歳頃の制作でまだ円空ぽさはなく端正。丁寧に仕上げている。
●護法神像(三重・少林寺) ほぼ木
●役行者倚像(奈良・松尾寺) にっこりとしている
●大黒天立像 福福しい
●不動明王立像(栃木・清瀧寺) 光背が木を活かしているというか、ほぼ木


観音三十三応現神立像 ずらりと並ぶ様は壮観


狛犬 頭の出っ張たところは角?胴体に渦状の雲の文様


護法神立像 一つの材を四つに割り、木裏(芯に近いところ)を前面にして作ったもの


両面宿儺坐像 宿儺は一つの胴体に二つの顔が反対を向いてついているのだが、円空の宿儺は顔の横にもう一つの顔がのぞいている。手に斧を持っているのが山林の多い飛騨地方ぽい。

裏面


賓頭盧尊者坐像 おだやか


不動明王及び二童子立像 これも一つの材を割って作ったもの


地蔵菩薩立像 素朴で好き


如来坐像・観音菩薩坐像 5センチほどの小さなもの。小さいけれども丁寧に作っている。


十一面観音菩薩坐像及び両脇侍立像 なんとも素朴

●思惟菩薩坐像(岐阜・東山白山神社) 穏やか。好き。
●十一面観音菩薩及び両脇侍像(岐阜・高賀神社) 長細い。これも一本の木からできたもの。

 私は円空仏と言うと素朴で荒々しい印象があった。しかし、穏やかで見ているとにっこりするような仏もたくさんあって意外だった。(私が知らないだけ)若い女の子が円空の仏を見て思わず手を合わせていたが、「わかる!」
コメント
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