本日から二十四節気は「雨水」。寒さも緩み、雪から雨に変わり、氷も溶け出す頃。日に日にあたたかくなるものの、ぶり返す寒さが厄介でもあります。
さて、先週末、三ッ池公園でマンサクの開花が始まりました。
名前の由来については諸説あるようですが、春いちばんに花を咲かせることから、東北地方の方言「まんず咲く」が変化して「マンサク」になったという説が好きです。
もともとは山林に自生する樹木ですが、三ッ池公園のものは植栽されたもので「マルバマンサク」と札がかかっています。
リボンのように細長い花弁が特徴のマンサク。マルバマンサクは、日本に分布するマンサクのうちもっとも一般的で、葉っぱがまるいらしい。しかしながら、花の時期には葉が展開していないので、ついつい確認を怠ってしまうのです^^;
マルバマンサクはマンサクの亜種に当たるのですが、植物の分類って細かくて厄介です。属の下に種くらいまではいいのですが、さらに亜種、変種、品種、栽培品種などとなるともう訳がわかりません。
特に栽培品種が多いものは、大混乱!
赤い花弁のマンサク。先週末、東京港野鳥公園で撮影したものです。札がなかったので名前は不明。
マルバマンサクの花弁が赤くなったものを「アカバナマンサク」って言うらしいのですが、写真はそれではなく「栽培品種」だと思います。
たまに栽培品種(名前は横文字で覚えられない)なのに「アカバナマンサク」って表示されていることもあるので、誤解を生みやすいです。
とにかく、植物の名前はややこしいのです。
ちなみに、個人的には薄いクリーム色の花弁が好きです。日本の風景によくあう気がします。 南米から日本に帰国したとき、日本の色合いは地味だなって感じましたが、ビビッドなカラフルさではないですが、繊細なカラフルさ(?)がある気がします。食べ物で言えば大味でなく、薄味?
最近、日本国内にビビッドな色合いが増えてきていますが、ちょっと古臭く感じる地味な色合いも悪くないんじゃないかと思います。
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