本日は唐突に火山のお話。なぜなら仕事で火山について勉強しているところだから(笑)
2017年8月にアメリカワシントン州にあるセントヘレンズ火山へ出かけたお話。
富士山と同じ成層火山セントヘレンズ。
この山は1980.5.18に大噴火を起こしました。上の写真は噴火の直前。朝8:32。
富士山と同じ形をしたこの山が、地震による地滑りで、たった33秒で大きく崩れます。
たった33秒∑(゚Д゚)
それまで蓋の役割をしていた部分が崩れたため、地下の高温ガスやマグマがそこから一気に地表へ。立ち上る噴煙。
この直後に上空2万mまで噴煙の上がる大噴火。
これだけの規模の噴火にもかかわらず、ハザードマップを有効に活用し、事前に策をこうじたため、多くの人が避難できましたが、それでもなお57名の方が亡くなられました。
そして、科学者たちやメディアによって撮影された、山体が崩壊する様子や森が破壊される様子など、多数の映像は、世界でも貴重な資料として注目されているのだそうです。
まず始めにに、麓のビジターセンターで、それらをまとめたビデオを視聴。
その後、山頂付近にいちばん近いビジターセンターへ。
大きい!!!!!
その一言しかなかったです。
たぶん写真では伝わらないです。
とにかく大きい!!!!!
およそ生き物が生きられるとは思えない山肌の様子。
しかし周辺部の再生はずいぶんと進んできているように見えました。
こういう場所を果敢に開拓する生き物たちのパワーはすごい!!そしてまた新たな命の輪が広がっていくわけです。
下の2つの花なんて、めっちゃ小さいんですけどね。
↑こらくらい
ここのビジターセンターでも別のビデオが上映されていたので見てきました。
ビデオが終わってカーテンが開くと、目の前にセントヘレンズがどーん現れるという仕掛けが!!
それからレンジャーさんの話も聞きました。
半分もわからなかったのはいつものことですが、地球のエネルギーってはかりしれないってことをズシンと感じた体験でした。
日本はアメリカ、ロシア、インドネシアに続く世界で4番目に火山が多い国です。
今の横浜に暮らしていると火山そのものを意識することは少ないですが、身近な存在であることは間違いないです。
いつかは来ると言われている富士山の噴火や東海地震。そうした地球の活動がこの自然環境を、作り出していることに違いはないのですが、できることなら避けて通りたいものです。
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