YNWC的な日常

街の中でも季節を感じて暮らしたい。生き物や自然のの話を中心に美味しい食べ物、散歩のことなど綴っていきます

木の芽起こしの雨

2025-03-06 08:12:00 | 歳時記
このところ、久しぶりに雨の日が続いています。これまで乾燥していた大地も空気もしっとりしてきました。

気温も下がり、寒い日々ですが、植物たちにとっては嬉しい恵みなのかもしれません。




2月下旬から3月に降る雨を「木の芽起こしの雨」とか「木の芽雨」「木の芽流し」などと呼ぶそうです。

固く閉じていた冬芽が、目覚める季節。
日本語の響きが美しいです。



蕾についたまあるい雫が、ガラスの花びらのような紅梅。

雫は表面張力の影響で丸くなるそうですが、こんな風に蕊を包み込んでしまうことも。



こんな瞬間に出会えると、なんだか嬉しくなってしまいます。

良い香りに目を向けると、ジンチョウゲの花も咲き出していました。



寒いうえに、雨にまで降られると、ついつい道を急いでしまいますが、立ち止まることも大切ですね。

昨日は心に余裕があったのか、夜の雫にも目が止まりました。


道端のタネツケバナ。冷たい雨に打たれ、なんて健気な姿。すっと伸びた花茎に生命の力強さを感じてしまいます。

マイガーデンではミニズイセンが、黄色い花を咲かせていました。



滴を身にまとったゴージャスな姿。
それでいて下向きな姿は、なんて可憐な!
でも、暗くて手ブレ〜(^^;;

今日も断続的に雨との予報。自然の恵みに感謝して過ごしたいと思います。

春よ来い!!!!!




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桃の節句

2025-03-03 08:24:00 | 歳時記
3月になり、黒色のコートは少し重たく感じられ、春用のコートに衣替え。まだまだ寒い日もあるでしょうが、春の訪れに気持ちも明るくなります。さてさて、3月3日は桃の節句。季節の節目です。



桃の節句(雛祭り)

節句(せっく)は、古代中国に伝わる陰陽五行説に由来する季節の節目。

人日(じんじつ)ー七草
上巳(じょうし)ー桃の節句
端午(たんご)ー端午の節句
七夕(しちせき)ー七夕(たなばた)
重陽(ちょうよう)ー菊の節句

日本では桃の節句ともひな祭りとも呼ばれ、女の子の健やかな成長を祝う年中行事となっています。



本来、節句とは邪気の入りやすい季節の変わり目の厄払いという意味があります。

上巳の節句では、川で身を清めたということですが、日本では紙で作った人形(ひとがた)に穢れをうつして川に流すようになったそうです。この習慣が「流し雛」のルーツとされています。




雛人形が飾られるようになったのは室町時代とも江戸時代とも…。

そして、江戸時代にはひな人形が手に入らない一部の農村地域で、ちりめんで作る「吊るしび雛」を飾る風習も生まれました。

ひな祭りには、ひし餅やひなあられを飾り、ちらし寿司にハマグリのお吸い物なんかを食べたりします。



ハマグリは旬の食材。5月くらいから始まる産卵に向け、この季節は栄養をたっぷりと蓄えているそうです。



さて、ひな祭りは「桃の節句」ということですが、本来モモの花が咲くのは4月上旬です。

梅、桃、桜というように、梅と桜の間に咲くのが桃!!


もともとひな祭りは旧暦の行事だったのですが、日付だけが残ってしまったために季節にズレが生じたようです。

さてさて我が家のひな祭り



年々簡素化(^^;;

そして、子どもの頃に歌ったひな祭りの歌を懐かしく口ずさんでみたり…
4番の歌詞が好きなんですよね

「着物をきがえて 帯しめて
今日はわたしも はれ姿
春のやよいの このよき日
なによりうれしい ひな祭り 」




「春のやよいの このよき日」ってところ、なんだかいいと思いませんか?






今日もいい日になりますように♪


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真冬に咲く花

2025-01-22 08:03:00 | 歳時記
寒い日が続きます。今朝は風も強くて顔が痛いくらいです(>_<)

こんな寒い戸外でも植物が元気な姿を見せてくれてびっくり。しかも寒さのせいか花が長持ち。職場のバラは1週間経ってもほぼ同じ姿!?



↓↓↓



寒いけれど、霜が降りるほどではなく、しかも晴天続きという気候条件が花を長持ちさせているのか???

温暖化の影響なのか、家の周りで霜や氷を見ることはほぼなくなりました。毎年楽しみにしている「花氷作り」ですが、なかなかチャンスが訪れません。

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昨日の朝の冷え込みで、花氷が凍りました♪今シーズン最後になるのかなぁ…。気温が氷点下になる日が少なかったのと、さらにタイミングが合わず、準備したのが5回、どう...

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去年まで3年間住んでいた北多摩では、霜や霜柱を見る機会も多く、植物のシモバシラの美しい氷華も自転車で見に行くことができました。


花咲く火曜日 - YNWC的な多摩暮らし

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おはようございます北多摩もついに氷点下空は快晴。これは期待できますね。ぬかるみには薄氷。この場所で見るのは初となります。ありました、ありました。落ち葉の間に白い...

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冬には冬の花。ちょっといつもの花とは違う花々も見ることができる季節です。

寒いけれど、あえて寒いところに足を伸ばしてみるのもが楽しそう。



今日もいい日になりますように♪


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ぴよよんさん七面鳥を焼く

2024-12-23 17:41:00 | 歳時記
今年もぴよよんさん(姉)が、七面鳥の丸焼きに挑戦しました♪



12月13日から我が家の冷凍庫を占拠していた七面鳥。今年はなんと5kg !!!

3日前から野菜室に移され、解凍完了。





「明日は焼くぞーっ」という意気込みが伝わってくる前夜のキッチン。

この企画は、ぴよよんさん(姉)がほぼほぼ1人で準備を進めてくれていて、わたしは横から口を出すだけ。

当日も準備に忙しいぴよよんさんを残して、わたしは出勤。


帰宅すると、既に七面鳥はオーブンの庫内に収まっていました。

だんだんと良い香りが漂う室内。



ちなみに七面鳥はオーブンバッグという、高温に耐えられる素材の袋に入れて焼くので、庫内に油はとびません↓



便利なものがあるものです。

5kgの七面鳥は、天板に乗せると入りきらないのですが、アルミの角皿にいれ、直置きすることで、日本サイズのオーブンレンジでも対応できます。

取り出した熱々の七面鳥。




お腹の中には、タマネギや食パンなどを詰め(スタッフィングというんですね)、袋には野菜やハーブを入れて焼くそうです。スタッフィングをお米を入れることが多いようですが、留学時代の姉の思い出の味は、パンとのこと。

七面鳥は、独特の臭みがあるので、ハーブは必須。下拵えにも結構手間がかかるようです。

それを盛り付け、食卓へ。



大迫力!!!!!
サイズ感、すごいでしょ。


何も調理していないない人(笑)

まずは撮影タイム(笑)
ツリーをバックにセッティング。


テレビの中では暖炉の炎が(笑)

七面鳥に刺さっているは、赤いピンはポップアップピンと呼ばれていて,中まで火が通るとピンが飛び出す仕組みになっているそうです。

これ↓



いろいろな道具があるものです。

で、ここからがまたひと苦労。日頃食べ慣れていないため、なかなか上手く解体できない(^^;;



奮闘ぶりは動画でどうぞ↓



七面鳥につけるグレイビーソースやクランベリーソースもぴよよんさん(姉)の手作り。



クランベリーは生の果実を買いに行くところからのスタート。広尾にある紀伊國屋イーターナショナルとやらで手に入るとのこと。



クランベリーってツルコケモモのこと。正確にはオオミツルコケモモなのかな?
クランは鶴。花の形からきています。


収穫方法がとても面白く、畑に水を張って浮かせて集めるそうです。

今年はぴよよんさん(姉)の友人がお二人、わたしの友人がお二人、寒いなか駆けつけてくださったので、6人で盛り上がることができました。



去年はできなかった「ツリーの下にプレゼント」…を実行するべく、張り切っていたぴよよんさん。

こちらも盛り上がり大成功。
ぴよよんさん(姉)からもたらされるアメリカ文化、恐るべし!!!

友人の皆さま、たくさんの美味しい食べ物と飲み物、そして笑顔をありがとうございました!










明日はいよいよクリスマスイブ。
いい日になりますように♪

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乃東生(冬至初候)

2024-12-21 07:00:00 | 歳時記
12月21日〜25日(2024年)
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☀️横浜の日の出は6:47頃
🌙横浜の日の入りは16:34頃

今日の暦はこちら→国立天文台暦計算室
最新の星空情報はこちら→国立天文台(NAOJ)
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冬至初候
乃東生(なつかれくさしょうず)

乃東(だいとう)とはウツボグサの古名。
6〜8月に花を咲かせ、真夏の日差しに照らされ急に茶色く枯れることから「夏枯草(かこそう)」とも呼ばれています。



この、一見すると地味な植物(失礼かな?)が、冬至だけでなく、夏至の初候を飾る代名詞として使われています。

冬至初候→乃東生
夏至初候→乃東枯

「生まれる」と「枯れる」。セットで名付けられた七十二候になります。

ウツボグサは、冬至の頃に芽を出し、夏至の頃に枯れてしまうとのこと。それで選ばれたということになりそうです。



ウツボグサの花の写真はいくつか持っていますが、実際に冬に芽を展開している姿はこの目で見たことがありません。一度自分で確認したいものですが、見つけられるとものなのか?



さて、この季節に「芽」といえば、春を待つ木々の冬芽。葉っぱの落ちた跡(葉痕)とセットで観察するのが楽しいです。

道管の跡が顔のように見えたり、それにともなって休眠中の冬芽が帽子や角に見えたり…



動植物の活動が少なくなってくる季節ですが、クリスマスやお正月といったイベントで切り花を購入する機会が増すことも



そんな植物をじっくり観察してみると意外と面白かったり…

特にナギイカダ(ルスカス)の生態には驚かされました。



今日もいい日になりますように!


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