街角でソテツの種を発見。
うわ〜。南国感出てますね〜。
葉っぱの下のもしゃもしゃとした塊の中のオレンジ色っぽいものがソテツの種です。実じゃなくて種。ソテツは子房を持たない裸子植物。そのため果実は作れません。胚珠がむき出しになっています。
だいぶ乾燥して干からびているようですが、奥にはまだ艶やかな種子もありました。
オレンジ色が鮮やか!!
ヤシの木のような葉ですが、ヤシとは全く無縁のようです。シダ植物とも関係ありません。
ソテツは漢字で書くと蘇鉄。ヤシやシダよりもっと原始的な「裸子植物」です。
ソテツの名の由来や種子についてはすでにこちらの記事で紹介しています。
そして、今回調べていると新たな発見。
ソテツの雌花
ソテツは雄株と雌株、雌雄異株なのですが、花が咲く時には、雄花も雌花も発熱するそうです。その際、雄花の方が温度が高くなっていて、それを嫌がる虫が雌花へ行くよう誘発しているとの説があるとのこと。
ソテツの雄花
温度は外気温より8〜11℃も高く、それにより臭気が強化されらという利点もあるようです。
これは調べてみたいなぁ。
来年への宿題!
ちなみに最近、ソテツを食草とするクロマダラソテツシジミが南下し、食害が広がっているようです。
これも温暖化の影響なのでしょうか?
今日は仕事納めだった方も多かったと思います。1年間、お疲れ様でした。
明日もいい日になりますように!