YNWC的な日常

街の中でも季節を感じて暮らしたい。生き物や自然のの話を中心に美味しい食べ物、散歩のことなど綴っていきます

変形菌への扉

2024-12-23 00:54:00 | その他の動物
さ変形菌という生き物をご存知でしょうか?
きのこのように子実体を作り、胞子を飛ばします。



しかし、その胞子は発芽した後、アメーバに変形、次第に大きく成長します。やがては菌糸を縦横無尽に伸ばしては移動し、きのこやバクテリア、植物体などを摂取します。



「変形体」と呼ばれる時代です。移動のスピードは種類によりますが、1時間に数センチというのが平均値?

落ち葉についていた変形菌を持ち帰ったのが11月の終わり。



↑その落ち葉を拡大したものです。かなりぼやけてますが、黄色いのが変形体。白いのは史実隊らしきもの。

上の写真は採集した里山で撮影したものなのですが、家に着くと、黄色い変形体の姿は見えなくなっていました。

せっかく持ち帰ったのだからとタッパーに寒天培地(寒天と水だけ)を作り、飼育スタート。しかしながら3日ほど観察しても変化がなく、そのまま放置していました。


ところが3週間ほどして、みてみると、寒天の上にうっすらと変形体が!!!

こうなると興味を掻き立てられ、ここ数日観察したのがこちら。



米を置いたら移動して、おおいつくしています。排泄もするらしいのですが、そのあとはよくわからず…。

枯葉についていた新たな子実体も日に日に変化しています。

これは、おもしろい!!!

古い培地から新しい培地へお引越し



↓↓↓


米と麦を置いてみると、麦の方へ移動したようです。



これは、ハマるなぁ。

ちなみに冒頭の写真は裏高尾で発券したツノタマホコリの仲間?



変形菌は世界では800種類を超えるそうで
色や形、大きさもさまざま。とてつもなく深い沼に引きずり込まれそうな今日この頃…


日付が変わってしまいました。
おやすみなさい。


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近くて遠いミミズという生き物について

2022-05-10 08:35:00 | その他の動物



鶴見川の源流付近、休耕田に一面のキツネノボタン?
黄色い絨毯になっていました。


水田には水が張られ、早い地域では田植えも始まっているのでしょうか?

以前の勤務校では今ごろがちょうど苗作り



さてさて、季節は立夏の次候、蚯蚓出「みみずいづる)。
 
ミミズ!!!
改めて手持ちの写真を探してみても見つかりません(>_<)




かろうじて探し出した唯一の手持ち写真(笑)↑

見かけはしてもあえて写真に撮ってないんだろうなぁ…



田畑を耕すと地面の中から出てきて、それを(ミミズ以外もあるけれど)鳥たちが追いかけている…なんてシーンに出くわした記憶もあるのですが、写真はなし。

それくらい、ミミズって近くて遠い生き物。目も、手足もなく、細かい節が連なった体は伸び縮みするため体長もはっきりしないとか…!!




この季節になると
アスファルトの上の干物を見かけるようになります(>_<)
 
遠目の1枚↓ 


この干物現象の原因ですが、大雨で土の中が洪水になって這い出して来るとか、農作業で土から出てきたとか…、より良い場所に移動しようとして、アスファルトばかりで土に潜れなくなったとか…、いろんな説があるとのことです。
 


いずれにしても「アスファルト」がミミズに与える影響は大きそうです。もし、アスファルトの道を這っているミミズを見つけたら、土のあるところに連れて行ってあげてください。

目も手足もないミミズですが、実は進化の過程で、環境に合わせて、あえて退化したのではないかと見られているそうです。

これまであまり気にかけてこなかった存在ですが、気をつけて観察してみるのも面白そうです。


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