YNWC的な日常

街の中でも季節を感じて暮らしたい。生き物や自然のの話を中心に美味しい食べ物、散歩のことなど綴っていきます

マイマイカブリ

2025-01-19 07:50:00 | 昆虫・蜘蛛
マイマイカブリは、オサムシ科の甲虫です。オサムシの仲間は、昆虫なのに飛べません。漢字で書くと「歩行虫」。マイマイカブリも地面を歩き回り、マイマイ(カタツムリ)を主食として生きています。



もっとも、今の季節は朽木の中や落ち葉の下でじっとしています。描く観察会のとき、舘野先生が狙いを定め、ピンポイントで見つけてくださいました。さすが!



マイマイカブリはオサムシ科の中でも大型で首(?)が長いことが特徴的です。長い首をカタツムリの殻に突っ込んで、その身を食べる姿が、「殻をかぶっているように見える」ことから名前がついたとか、つかないとか…。

カタツムリがいる所なら、全国どこでも棲んでいるらしいのですが、世界的にみると日本だけに生息する固有種。



全体的に真っ黒ですが、光の加減で変化します。また、亜種が多く、より美しい色のものや、より大きいものなど、魅力にあふれています。お尻の辺りがシュッと尖って細くなっていることもマニアの間で珍重される点だそうです。


観察会でも大いに盛り上がりました。

オサムシの仲間はいわゆる「分解者」と言われている生き物で、森の中の日が当たらない地面の下などを這い回って暮らしています。





自然界にはおよそ90種の元素が存在しているそうですが、全てのものはこの元素が組み合わさってできています。どんなに大きな生き物も、細かく分解していくと、全て元素からできています。

そして、分解者たちは、生き物を分解して小さくし、それを菌類やバクテリアなどが、元素に近い形に戻していきます。それらは有機肥料となって、新たな植物を育て、さらにその植物を餌として多くの生き物が暮らしています。

とても複雑に絡み合った命の鎖の輪の中で、今、自分が生きていることはとても不思議なことだなと思います。


今日もいい日になりますように♪


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まさかの風圧!ホシホウジャクのホバリング〜

2024-10-25 11:33:00 | 昆虫・蜘蛛
先週の土曜日、野川公園は行きました。
その時見た秋のサクラの話はこちら

今回の主役は長い口吻をもつ、こちらのホシホウジャクです。



ホウジャクは蜂のようなスズメガ(雀蛾)ということで、蜂雀(ホウジャク)

お腹に白い星があるから星蜂雀とのことですが、どれが星???



さてさて、長い口吻で上手に蜜を吸う様子はこちらの記事で描きました。

今回は2cmほどしかない、この小さな蛾がホバリングの時に巻き起こす風について!!!



カメラを向けていたら近づいてきたホシホウジャクから風を感じてびっくり。上の写真は、より風を感じようと手を近づけている様子(笑)

蜜を吸うのに夢中なのか、意外と逃げない。

スズメガの仲間は、どれもほっそりとした三角形の翅をもち、これをすばやく羽ばたかせて、種類によっては時速50km以上の高速で移動するそうです。すごいΣ( ̄□ ̄;)

空中に静止(ホバリング)しているときは、「1秒間に70回羽ばたく」との記載を見かけました。それが正しいのかは定かではないのですが、とにかくあの小さな体からは想像つかないほどの風を巻き起こしていることに違いはありません。



風を感じながら観察をしていると、意外と的外れなところに口吻を挿仕入れていることがあることに気づき、笑ってしまいました。

さすがに百発百中というわけでもないんですね。いずれにしてもすごい体力!!!

「風圧」についてネットの海を探索してみましたが、これといった記事に出会うことはできませんでした。

代わりにホウジャクの高いホバリング力を、「航空機の墜落防止に生かす」研究についての記事を見つけました。記事の内容は難しすぎましたが、同じススメガの仲間のオオスカシバは花びらに片足をついて蜜を吸うそうですが、ホウジャクの仲間は花びらに足を乗せることなく、蜜を吸うことができるそうです。もはや神技!!!



ススメガの仲間は、ハチドリと間違えられることがありますが、ハチドリは南北アメリカに生息しています。確かによく似てるんですよねー。でも鳥ではなく昆虫です。

昆虫すごいぜ!!!!!








【本日の寄り道

花苗を買いにきました♪
園芸店横の上島珈琲にて黒糖ミルクコーヒー



今日もいい日になりますように!
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保護色

2024-07-22 08:19:00 | 昆虫・蜘蛛
尾瀬に出かけたときに見かけた蛾です。




こんな派手な色で目立たないのかと思ったら、意外と目立たないものなんですね。



わかります?

ど真ん中にちょこんといるんですよね。



画像がブレブレで書かれているわけではなく、肉眼で見てもわかりにくく、これがいわゆる保護色???

こちらには別の蛾↓



これも意外と風景に溶け込んでいました。



草むらにはたくさんの生き物が身を潜めていますが、上手に隠れているんだろうなぁ。

今回見つけた最小生物。



なんと体長5mm。
目で見た感じはゴミかなぁなんて思ってしまったのですが、写真で拡大したら、なんと2匹でした∑(゚Д゚)

ケシ粒のように小さいから名前にケシが入っているんだろうなぁ…。小さいこと自体が隠れる術?

これなんかはむしろ目立っていたけれど、やはり何かメリットがあるのでしょうか…



テントウムシはわざと自分の姿をアピールするっていいますし…「危険!食べると毒です」的な意思表示。

生き物たちの生きる知恵。調べれば調べるほどおもしろいです。

…というわけで、今回も素人が自分なりに調べて記事を書いていますので、生き物の名前など、違うものもあるかもしれません。名前については見た目で同定しているだけですので、その点ご了承ください(^^;;

【今日の朝ごはん】

潰れたクロワッサン
もとい
クロワッサンガレット(予想以上に美味しかった!)


1泊温泉旅行へ行ってきま〜す!!
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井の頭公園で出会った虫

2024-06-16 21:59:00 | 昆虫・蜘蛛
久しぶりに井の頭公園へいってきました。
いろいろな昆虫たちに出会えて、なかなか前に進めず、楽しいお散歩♪

まずはふわふわの毛をまとったアミガサハゴロモの幼虫




そして最近増えている外来種の近縁種





タカラジェンヌの花飾りのようなゴージャス感。最近認知されるようになったばかりの外来種。ひょっとすると便宜的に呼んでいるだけかもしれませんが、「チュウゴクアミガサハゴロモ」という名がいくつかのサイトで使われていました。

成虫はこちら↓



在来のものより細長く羽のラインが鋭角?

こちらは多分、在来種↓



撮影した角度が微妙すぎるので、なんとも判断が難しく、違っていたらすみません(^^;;

そのうちもっとはっきりとした個体を撮影したいと思っています。

こんな風に羽を閉じてとまることも↓



さてさて、こちらはずっと会いたかったラミーカミキリ



タキシードを着たパンダのように見えてかわいいです。ブルーが美しい小型のカミキリムシ。

名前は食草のカラムシの英名「ラミー」から。かわいいけれどムクゲの害虫としても有名な外来種。

こちらは両手を広げた宇宙人に見えます↓



こんなに可愛いラミーちゃんに出会えて嬉しかったぁー(≧∀≦)

こちらはナミテントウですが、この角度から見るとなんだか別の生き物のようです。





ツヤツヤしている甲虫は美しいですね。



↑これはなんと言うハムシかなぁ?
Googleレンズ様はハンノキハムシと教えてくれましたけれど、よくわかりません。

カマキリの赤ちゃんもだいぶ大きくなってきました。



生き物観察が楽しい季節です。





吉祥寺駅との間にあるスタバ。おしゃれだなー↓







モンシロチョウがやってきました

2024-05-25 07:00:00 | 昆虫・蜘蛛
モロッコより帰国しました。
砂漠の国とばかり思っていたら、緑もあれば海もある、とても表情豊かな国でした。








旅の話は、少しずつ整理して書いていこうと思います。

さて、帰国して間も無く2週間になりますが、仕事も始まりようやく日常生活に体が馴染んできました。しばらくは金曜日が定休日。昨日はのんびりと庭の手入れなどしていました。

そんなわたしの目の前にモンシロチョウがひらひら。




花が咲き終わり、花茎を切り詰めたハボタンの葉の裏にぺたっ、ぺたっとおしりをつけながら産卵していきました。

ガーデニングにとっては害虫ですが、孵化するといいなぁ。

産卵の様子はこちら↓





【昨日の朝ごはん】



今日もいい日になりますように!

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