YNWC的な日常

街の中でも季節を感じて暮らしたい。生き物や自然のの話を中心に美味しい食べ物、散歩のことなど綴っていきます

保護色

2024-07-22 08:19:00 | 昆虫・蜘蛛
尾瀬に出かけたときに見かけた蛾です。




こんな派手な色で目立たないのかと思ったら、意外と目立たないものなんですね。



わかります?

ど真ん中にちょこんといるんですよね。



画像がブレブレで書かれているわけではなく、肉眼で見てもわかりにくく、これがいわゆる保護色???

こちらには別の蛾↓



これも意外と風景に溶け込んでいました。



草むらにはたくさんの生き物が身を潜めていますが、上手に隠れているんだろうなぁ。

今回見つけた最小生物。



なんと体長5mm。
目で見た感じはゴミかなぁなんて思ってしまったのですが、写真で拡大したら、なんと2匹でした∑(゚Д゚)

ケシ粒のように小さいから名前にケシが入っているんだろうなぁ…。小さいこと自体が隠れる術?

これなんかはむしろ目立っていたけれど、やはり何かメリットがあるのでしょうか…



テントウムシはわざと自分の姿をアピールするっていいますし…「危険!食べると毒です」的な意思表示。

生き物たちの生きる知恵。調べれば調べるほどおもしろいです。

…というわけで、今回も素人が自分なりに調べて記事を書いていますので、生き物の名前など、違うものもあるかもしれません。名前については見た目で同定しているだけですので、その点ご了承ください(^^;;

【今日の朝ごはん】

潰れたクロワッサン
もとい
クロワッサンガレット(予想以上に美味しかった!)


1泊温泉旅行へ行ってきま〜す!!
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井の頭公園で出会った虫

2024-06-16 21:59:00 | 昆虫・蜘蛛
久しぶりに井の頭公園へいってきました。
いろいろな昆虫たちに出会えて、なかなか前に進めず、楽しいお散歩♪

まずはふわふわの毛をまとったアミガサハゴロモの幼虫




そして最近増えている外来種の近縁種





タカラジェンヌの花飾りのようなゴージャス感。最近認知されるようになったばかりの外来種。ひょっとすると便宜的に呼んでいるだけかもしれませんが、「チュウゴクアミガサハゴロモ」という名がいくつかのサイトで使われていました。

成虫はこちら↓



在来のものより細長く羽のラインが鋭角?

こちらは多分、在来種↓



撮影した角度が微妙すぎるので、なんとも判断が難しく、違っていたらすみません(^^;;

そのうちもっとはっきりとした個体を撮影したいと思っています。

こんな風に羽を閉じてとまることも↓



さてさて、こちらはずっと会いたかったラミーカミキリ



タキシードを着たパンダのように見えてかわいいです。ブルーが美しい小型のカミキリムシ。

名前は食草のカラムシの英名「ラミー」から。かわいいけれどムクゲの害虫としても有名な外来種。

こちらは両手を広げた宇宙人に見えます↓



こんなに可愛いラミーちゃんに出会えて嬉しかったぁー(≧∀≦)

こちらはナミテントウですが、この角度から見るとなんだか別の生き物のようです。





ツヤツヤしている甲虫は美しいですね。



↑これはなんと言うハムシかなぁ?
Googleレンズ様はハンノキハムシと教えてくれましたけれど、よくわかりません。

カマキリの赤ちゃんもだいぶ大きくなってきました。



生き物観察が楽しい季節です。





吉祥寺駅との間にあるスタバ。おしゃれだなー↓







モンシロチョウがやってきました

2024-05-25 07:00:00 | 昆虫・蜘蛛
モロッコより帰国しました。
砂漠の国とばかり思っていたら、緑もあれば海もある、とても表情豊かな国でした。








旅の話は、少しずつ整理して書いていこうと思います。

さて、帰国して間も無く2週間になりますが、仕事も始まりようやく日常生活に体が馴染んできました。しばらくは金曜日が定休日。昨日はのんびりと庭の手入れなどしていました。

そんなわたしの目の前にモンシロチョウがひらひら。




花が咲き終わり、花茎を切り詰めたハボタンの葉の裏にぺたっ、ぺたっとおしりをつけながら産卵していきました。

ガーデニングにとっては害虫ですが、孵化するといいなぁ。

産卵の様子はこちら↓





【昨日の朝ごはん】



今日もいい日になりますように!

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西風の神ゼフィルスと呼ばれる蝶たち

2022-05-25 22:05:00 | 昆虫・蜘蛛



この季節になると現れる樹上性のシジミチョウがいます。それがゼフィルス(西風の神)と呼ばれる蝶たちです。ギリシャ神話に登場する、春から初夏にかけて吹くそよ風を運ぶ神様の名前。

その神様の名で呼ばれる蝶たちは、1年に1回だけ、初夏から夏にかけて出現します。「森の宝石」とも言われる美しい蝶の総称。日本には25種生息すると言われていますが、私はまだ2種類しか見たことがありません。



こちらはアカシジミ。なんて美しい羽!!



そしてこちらがウラナミアカシジミです。

どちらもクリの花に集まって吸蜜している様子がよく目撃されます。




ひょっとしたらこちらも

すでに生き絶えたミドリシジミかなぁ?



どうやら蜘蛛に捕まってしまったようです。これもまた自然の摂理。


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密着42日間!アオスジアゲハの卵から羽化まで

2022-05-22 06:00:00 | 昆虫・蜘蛛



小満になると、虫たちの活動も活発になり、ついに羽化した成虫たちが新たに産みつける卵も目立ってきます。

そんな卵を持ち帰り、育ててみるとものすごくたくさんの発見があるものです。育てるからには覚悟も必要ではありますが、ついつい持ち帰って、途中で後悔するのです。

写真はアオスジアゲハの卵。



とても綺麗な蝶です。

翅の青い部分には鱗粉がなく、元の羽の色が見えています。逆に黒い部分は鱗粉で覆われています。



さて、この美しいチョウはクスノキの葉を食べて育ちます。



クスノキは巨木、古木も多い、常緑高木。アオスジアゲハの幼虫は木の高いところで育つとばかり思っていたのですが、意外にも下の方に生えてくる新芽にたくさんの卵が産み付けられているのです。



クスノキはこの季節に新芽を伸ばすんですね。そして、そこを狙って産卵するわけです。なるほど〜。

卵はしばらくすると透けて、中の様子が見えてきます。



孵化が近い証拠です。顕微鏡で見ると、中でもぞもぞしているところも見えるのでびっくり!!



孵化したての幼虫は黒くてトゲトゲしています。これが脱皮すると、抹茶色の頭でっかちなニ齢幼虫になります。


いつも同じ葉で休み、葉を食べに出掛けてはまた同じ場所に戻ってくるようです。

そうして4度ほど脱皮を繰り返し、食べる量も出す量もどんどん増えていきます。初めは柔らかい新芽しか食べないのですが、最後はかたい葉もバリバリと…。



ちなみに、葉があるからと安心してはいけません。かたすぎたり、枯れかかってきていたりすると、餌切れを起こします。

そんなわけで、夜中にあわてて餌をとりに行ったりしつつ、ようやくこぎつけた蛹化。



ここまで来れば一安心。あとは羽化を待つばかり。

やがて目とおぼしき膨らみが見えてきて、中の翅もすっかり透けて見えるようになります。



ついに羽化の始まりです。殻が破れて体が全部出るまでの時間は5分とかからない早業。

そしてその途中、殻の中に蛹便(余分な体液)を出します。



出てきたアオスジアゲハは、体液を羽に送り込み徐々に広げていきます。時間にして1時間ほど。

わずか1mmで生まれてきたあの幼虫が、青く輝く美しい姿に変身!!
いったいあの殻の中にどうやって収まっていたのでしょうか。
 
生き物を飼育するのは、本当にハラハラドキドキの連続。毎回命を預かるということの重さを感じます。
だからこそ無事に育ってくれた時の安堵感と感動はひとしおです。

さてさて、アオスジアゲハの飼育の記録を動画にまとめてみました。脱皮や羽化の様子も何とか撮影できましたよ。3分ほどですので、よろしければご覧ください↓




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