YNWC的な日常

街の中でも季節を感じて暮らしたい。生き物や自然のの話を中心に美味しい食べ物、散歩のことなど綴っていきます

桃始笑【啓蟄次候】

2025-03-10 08:09:00 | 七十二候

3月10日〜14日(年によって変わります)
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☀️横浜の日の出は5:55頃
🌙横浜の日の入りは17:45頃
今日の暦はこちら→国立天文台暦計算室
最新の星空情報はこちら→国立天文台(NAOJ)
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啓蟄次候
桃始笑(ももはじめてさく)

梅と桜の間をぬうようにして咲き出す桃の花。ちょうど今頃から蕾がほころび始め、旧暦のひな祭りにあたる4月上旬頃、満開を迎えます。

桃源郷を歩く




昔は花が咲くことを「笑う」と表現していたとのこと。これまた素敵な日本語です。


そういえば「山笑う」なんて言葉が使われるのもこの頃。木々が芽吹き様々な緑や早春の木の花たちで山がだんだんと明るくにぎやかになっていきます。



小さなマイガーデンも一気に春めいてくる頃。



そんな明るいは春ですが、忘れてはならない深い悲しみがあります。そして、そこから学んだことも。 

3.11。

2011年に起きた東日本大震災。 

もちろん自然災害はそれだけではなく、どれ一つとして忘れてはならないことだと思います。しかし、やはり自分にとってはいちばん近く感じるこの災害には、特別の思いがあります。

ブログを振り返ってもこの時期は何かしらそのことを書いているようです。自分自身の思いを振り返るため、ここにリンクを残しておきたいと思います。


徒歩で帰宅予定でしたが(2011.3.11)

コンビニは品切れ(2011.3.12)

計画停電実施(2011.3.14)

自然の力*人の力(2011.7.4)

ボランティアを終えて(2011.7.5)

土のう作り(2011.8.12)

3.11に思う(2013.3.10)

雨上がりあれから4年 (2015.3.11)

巡る季節(2016.3.11)



風化させてはいけないという思いがあると同時に、忘却というおろかさがあるからこそ、私たちは前に進めるのかもしれないと思います。


たくさんの情報が手に入るようになった現代ですが、結局のところわたしたちは実際に経験したことからしか学べないものなんだなと思います。思いを巡らせ、想像することはできたとしても、自分の身に起きるまでは、真の意味で理解することは難しいです。


それでも、今世界で起こっていることに思いを寄せたり、そこから少しでも教訓を得たり、共に歩もうという姿勢をもつことはとても大切なことだと思っています。



【過去記事で再発見!】

この季節の過去記事を検索していたら、こんな楽しい飲み屋のことを思い出しました

感動!クリオネのいる飲み屋


その時その時の出来事や思いを記録しておくと、時間が経ってから思いがけず役に立つことがあるみたいです。ブログを続けできてよかったなと…


いつも読んでくださり、ありがとうございますm(__)m




今日もいい日になりますように♪


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蟄虫啓戸(啓蟄初候)

2025-03-05 06:26:00 | 七十二候
3月5日〜9日頃(年によって変わります)
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☀️横浜の日の出は6:05頃
🌙横浜の日の入りは17:40頃
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啓蟄初候
蟄虫啓戸(すごもりのむしとをひらく)
二十四節気No.3【啓蟄】 - YNWC的な日常

地中で冬ごもりしていた虫たちが、暖かい春の気配を感じて姿を現し始める頃。

啓蟄過ぎて春ですよ


「虫」っていうのは小さな生き物全般を指しているようで、カエルやヘビなども含まれます。

池の中にこんなのを見つけたら、それがカエルの卵です。観察してびっくり!!

オタマジャクシ3/8

温度差とカエルの卵



【季節のおすすめ植物園】

大船フラワーセンター

早咲きの桜や運が良ければ温室のヒスイカズラガなどが見られます。

黒柳さんと青い宝石

開花情報はこちらでチェック→公式HP 


【季節の詩】

この季節にぴったりの詩をご紹介!!

とってもかわいくて、ほのぼのする詩です(*^_^*)

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くまさん

まど・みちお

はるが きてめが さめて

くまさん ぼんやり かんがえた

さいているのは たんぽぽだが

ええと ぼくは だれだっけだれだっけ

はるが きてめが さめて

くまさん ぼんやり かわに きた

みずに うつった いいかお みて

そうだ ぼくは くまだったよかったな

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まどさんが104歳で天寿を全うされたのは2014年のこと。そのちょうど1年後、松谷みよ子さんも亡くなられましたね。

子どもの頃からその作品に親しんできた作家さんが、次々にこの世をを去られていくのは、本当に寂しいものです。思えば、アンパンマンのやなせたかし氏や、兎の眼の灰谷健次郎氏もすでに他界されてるんですよね。


とはいえ、その作品はこれからも生き続けていくのだからすごいことです。

写真は秋のアラスカで出会ったくまさんファミリー。


そうだ ぼくは くまだった!!よかったな!!


自分が自分でよかったと思える人生を歩んでいきたいなと思います。

今日もいい日になりますように♪


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草木萌動(雨水末候)

2025-02-28 07:00:00 | 七十二候

3月1日〜4日頃 (年により前後します)
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☀️横浜の日の出は6:10頃
🌙横浜の日の入りは17:38頃
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雨水末候
草木萌動(そうもくめばえいずる)


暖かな日が増え、地面や木々の枝から、萌黄色の小さな芽が一斉に芽吹き始める頃です。

萌黄色ときいてまず頭に浮かぶのが、自分にとっては、三ツ池公園のヤナギの木。


新緑が展開されるのは4月前後ですが、ちょうどこのくらいの季節から、少しずつ色が付いてくるんです。


こんな感じで芽が膨らんでくるんですね。
※上の2枚の写真は2017.3.10に撮影したもの

ハンノキの花もひっそりと咲き始めてますよ

外国での呼び名がちょっと気になる木
他にもいろんな草木が葉や花の芽を膨らませているのがこの季節。

ハクモクレンの白い花も順繰りに咲き始めるのかな?



ぼーっとしてたら、あっという間に美しい花々を見逃しちゃうかもしれません。

さて、3/3は桃の節句ですね。

桃の節句 - YNWC的な日常

最近では、我が家はすっかり手抜きなのですが、ご近所に素敵な段飾りが展示されます。わが町随一ののどかなエリア↓

菜の花揺れる里山


さて、あの日から5年。

2020.2.28は、全国一斉休校が宣言された日


この5年で、変わった物、変わらない物。
大変なことばかりではなく、よくなったこともあるような…。誰もが経験したことがない
未曾有の事態。何がよいのかもわからない中、あのとき、最前線で戦ってくださった皆様には感謝しかないです。

すでに忘れ去られつつある記憶を繋ぎ止め、未来に引き継いで行かなきゃなぁ。

こんなのもありましたねー↓



今日もいい日になりますように♪


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霞始靆(雨水次候)

2025-02-23 06:36:00 | 七十二候

2月23日〜27日頃(年により変わります)
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☀️横浜の日の出は6:15頃
🌙横浜の日の入りは17:35頃
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雨水次候
霞始靆(かすみはじめてたなびく)

冷たく張り詰めた冬の空気から、暖かな湿り気を含んだ空気に満たされるこの季節。寒暖の差が激しい日には霧が発生しやすくなるとか。

霧(きり)というのは、気象用語で、空気の中の水蒸気が細かな粒となって漂い、視界を妨げる状態だそうです。視界が1km以上悪ければ霧、それ未満ら靄(もや)ど使い分けるとか。さらに視界が100m以下になると濃霧というそうです。

それでは霞(かすみ)はというと、水蒸気だけでなく、砂やら塵やら花粉やらの微粒子も含めて視界がぼんやりと妨げられている状態。


俳句では霞(かすみ)は春の季語、霧(きり)は秋の季語。大気が湿り気けを含み、急に気温が上がるこの頃は霧が発生しやすいそうです。

朧月夜っていうのもこの季節の言葉。

なるほど、七十二候はよくできてます。

さて、この季節目を引くのはこちらの花。まちのあちらこちらで見かけるようになります。花屋さんにもたくさん並んでいますよね。


そして早ければヒキガエルが卵を産みに一度起き出す季節


【季節の遊び】ピールアート


今の季節というわけでもないのですが、最近はまっているのがピールアート。オレンジの皮などを使った型抜き遊び。1週間くらいで乾いて硬くなります。


今日もいい日になりますように♪


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土脉潤起(雨水初候)

2025-02-18 07:00:00 | 七十二候

2月18日〜22日頃(年により変わります)
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☀️横浜の日の出は6:25
🌙横浜の日の入りは17:30頃
⭐️
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雨水初候

土脉潤起(つちのしょううるおいおこる)

【雨水】 - YNWC的な日常


脉は脈のこと。冷たい雪が雨に変わり、大地に潤いを与える頃。あたたかな雨が、凍てつく大地を起こしてくれます。



ひと雨ごとに春の足音が近づいてくる季節です。



とはいえ、まだ気温が上がりきらないこの季節。こんな季節は味噌の仕込みに最適。いわゆる「寒仕込み」ってやつ。



我が家では、友人主催のワークショップのお世話になり、味噌を手作りしています。

考えてみれば、材料の大豆もさることながら麹菌という微生物にに助けられて、我々の食は満たされるわけです。他にも、ぬか漬けやキムチ、醤油に納豆、お酒やお酢、チーズやヨーグルト…

微生物たちが繁殖を繰り返し、食材の成分を変えてしまうのが発酵。食品を発酵させる微生物が「善玉菌」。腐敗させてしまう微生物が「悪玉菌」こんな解釈でいいんですかね?


味噌造りのお話はこちら味噌を仕込みました

友人の話によると、手作り味噌は、麹菌と一緒に自分の手についている常在菌も味噌に棲み着くことになるため、体のためにとてもいいんだとか?

我々の暮らしは、ほんと、いろんな生き物たちと結びついているものです。
除菌、除菌と騒がれて、「菌」が全て悪いみたいな風潮が無きにしも非ずですが、「菌」はわれわれの生活に生きているのです!!

生き物の動きが始まるこの季節、命のつながりについて考えてみたりします。みんな大切


なお、今年はこれまでの味噌がまだ残っているので、味噌作りは一回休憩かなって思っています。



【季節のマイガーデン】

この季節、球根たちの動きが活発に。 

芽を伸ばし始めたクロッカス

小さな黄色い花が楽しみなミニスイセン

葉っぱが伸びてきたムスカリ


蕾をつけたクリスマスローズ


クリスマスローズはそろそろ開花♪






【季節の野草】

草むらの雑草たちも勢いが増してくる頃。



うかうかしているうちに季節はどんどん進んでしまいます。まだかわいらしいうちに雑草なアレンジメントはいかがですか?

雑草のあるリビング




今日もいい日になりますように♪


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