
庭の手入れも楽しいけれど、庭に咲いた花を眺める時間は意外と少なかったりもします。
というわけで、せっかく咲いた花をもっと楽しむために家に飾るわけなんですが、この季節は何といっても紫陽花!!

紫陽花を飾るには実はちょっとしたコツがあります。
…なんて、読んでいる皆さんの方が詳しいかな(^^;;
紫陽花は庭から切ってきて、すぐに花瓶に入れても、すぐに萎れてしまいます。切り口から水を吸い上げてくれないのです…

だ、ものすごい荒療治なのですが、コンロで切り口を思い切り焼きます。
切った上に、火炙りとは、なんとも心が痛むのですが、パチパチと炭になるくらいまでしっかり焼きます。

で、すぐに水につける!すぐにっていうのが大切なようです。浸透圧で水が吸い上げられるんだというのですが、詳しいことはよくわかりません。
よく分からなくても、とにかくこれで紫陽花は元気。

しばらく楽しむことができます。
ちなみに部屋に飾る分を切ってきても、庭もそれなりにいい感じ。

この子が我が家でいちばんに咲く紫陽花。左下にはユキノシタ。左上にはコデマリ。
この一角は白い花コーナー。
もっとも紫陽花の白い部分は装飾花。
本物の花はこちら。



一つの花は3mmほどの花弁が5枚、おしべが10本。これがたくさん(数は不明。数える気にもなれない…)集まっています。
そろそろいい色になってきたのはこちらの子

このタイプは装飾花しかありません。
ガクアジサイから品種改良されたもので日本で改良されたものはホンアジサイ(手まり咲き)、ヨーロッパで改良されたものはセイヨウアジサイなどと呼ばれているようです。
まんまるな形は飾っても可愛いです

こちらは切って飾るには、ちょっと弱々しい感じの子。

というわけで葉の影で咲いている子を集めてドライフラワー に。

この綺麗な青色を残したいので、乾燥剤(シリカゲル)に入れて乾かすことにしました。

これは、ドライフラワー 用の粒の小さなシリカゲル。手芸店や通販で手に入ります。
ちなみにシリカゲルはピンクになったら、加熱して青に戻して何度も使えます。それほど時間はかかりません。

鍋の縁あたりが青くなっているのが分かるでしょうか?
この方法は、短時間で乾燥できるため、色があせにくいということ。そして、立体のまま乾燥できます。問題点は乾かしすぎると、脆くなってしまうことです。取り出す時間の見極めが大切。あと、いずれにしても、時間が経てば色あせします。
あせた風合いもいいものですけど…

こちらはある程度乾いてきてから切り取って乾燥させたもの。特にカシワバアジサイは、乾燥させるのに適しているように思います。

夏くらいまで、切らずにおき、少し乾いてきた頃に切り取ると、失敗が少ないということがわかりました。
ドライフラワー は、後々使い道を考えるのも楽しいです。リースにしたり、スワッグにつけたり…


紫陽花は挿木でも増やせるそうです。
我が家の紫陽花はシーズン終わりに3株の寄せ植え鉢を安値で購入したもの。

ピンクからピンクまでが1鉢から成長したもの。3年間であっという間に広がりました!!
つまり、紫陽花はとっても「できる子」ということです。
明日から6月。紫陽花のシーズン。
皆様も紫陽花をお楽しみください(*^_^*)
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