本日はハロウィンということで、街中にはかぼちゃのおばけがあふれています。
かぼちゃをくりぬいて作った提灯のことをジャックランタンといいます。かぼちゃのかわりに、カラスウリで作ってみました。なかなかかわいいです。中に仏壇用のろうそくを入れて、ともすこともできます。
ジャックランタンとは、アイルランド及びスコットランドに伝わる鬼火のような存在らしいです。伝承によると、悪賢い遊び人、ジャックえが悪魔を騙し、死んでも地獄に落ちないという契約を取り付けたが、死後、生前の行いの悪さから天国へいくことを拒否され悪魔との契約により地獄に行くこともできず、カブに憑依し安住の地を求めこの世を彷徨い続けている姿だとか、ジャックが悪魔からもらった石炭の種火を入れたカブの提灯のことだとかされています。
この話がアメリカに伝わったのち、カブのランタンは、移民したアイルランド人によりアメリカでの生産が高かったカボチャのランタンに変化していったそうです。スコットランドでは現在もカブを使っている地域があるそうです。10月31日のハロウィンの日に作るカボチャのロウソク立てをジャックランタンと呼び、善霊を引き寄せ、悪霊達を遠ざける効果があるといわれています。どうやら、ハロウィンの大本はこの伝承も含め、ケルト人に伝わる収穫祭がベースなんだそうです。
さて、カラスウリの話。提灯をつくるときに中身の種をくりぬきました。ぬるぬるとした実をとりのぞくと、こんな種が出てきます。
ようく見ると大黒様の顔に見えてきませんか。打ち出の小づちにも似ています。そのため、お財布に入れておくと金運アップなんて話もあるんです。
ちなみにぬるぬるした繊維質の実は、鳥のおなかの中で、種が消化されない効果を持っています。そして、鳥に運んでもらって、糞と一緒に地面におち、再び発芽をするのです。