茨城から八ヶ岳南麓へどどんぱっ

今までのタイトルがブログの内容に合わなくなってきたので、模様替え。

お誕生日!!!

2012-01-30 23:34:50 | Weblog
ちっとも、めでたくなんてないのだが、
誕生日を迎えてしまった、ワタクシ。。。

こんなワタクシを友人が誕生祝い、と
都内でフランス料理の流れを汲んだ、
美味しい鳥料理の店で祝ってくれた。

えぇ、ごちになりましたよ。
ありがとうっっ、Mっち!!!
とても美味かったよ。

そして、スペシャルゲストも来るっていうんで、
誰だ?誰だ?
と、Mっちの会社の人間しか思いつかなかったが、
当日来た人間は、、、
やはりMっちと同じく大切な友人である、
Y子。

遠くT県に引っ越してしまった為、
頻繁に会うことができずになり、
何だかんだと1年以上会えておらず、
ずっと会いたい、会いたい、
と思っていたので、
思いがけずに再会できて、
激、感動。

会った瞬間、思わず、うるっと涙目になってしまった。

そんな嬉しい友人達に囲まれて飲む酒は
どこまでも美味しく、
気持ちよく酔えた。

酒を美味しく飲むのは誰と一緒に飲むかだね。

今日もたまたま点けたテレビで孤独死だの取り上げていて、
9年独りで生活してる老人を可哀相、、、
という見方をしていたが、
ワタシだって9年、独り。
そして、これから何十年も独り。

でも、これっぽっちも淋しくも不安にもならない。

妙に心配がる人々の中で、おすぎだけが、いいことを言った。
「(死ぬとき独りでも)どうせ独りで誰でも死ぬんだから。傍らに誰かいたとしても」
さすが、よくわかってらっしゃる。

何か独りで死ぬのが怖いって、騒ぎすぎ。
もっと冷静に受け入れれば何も不安も心配しすぎもなくなると思うが、、、

そう、私のこんな大切な人々とたまに触れ合ったり、
交わったりしながら、基本は独りで、何十年も生きていければ、
何も淋しくないし、不安もない。
家族の傍で生きているのだけが人の最良の生き方ではないと思う。

そういえば、もう一ついい事。
毎年、ストーカー男、別れた男から10年間、誕生日に花束が届いていて
憂鬱だった。
別れても貴方は僕の家族だ、というメッセージがいつも沿えられており、
あぁぁ、いい加減、割れた茶碗は元に戻らないことを理解してくれよ、
と、暗澹とした気持ちになっていたが、
今年、やっと、花束が届かなかった。

やっと、やっと、彼も自分の人生を歩みだしてくれたか、
結婚でもしてくれたか、
ホっとした。

何か、いい船出かも。
この目出度くもない、と思った、我が誕生日だが。

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暗澹たる気分、、、

2012-01-30 22:25:56 | Weblog
一昨日、映画を見た。
「父帰る」
という外国映画だ。

昨年、NHKで放映した映画を録画しといたものだ。
「父帰る」というと菊池寛が、まっ先に思い浮かぶが、
全く別の外国の映画で、賞もいくつか取っているものなので、
きっと感動的な映画に違いないっ!

と、番組の情報はあったのだが、
予備知識なぞ入れずにまっさらな状態で見たい!
という自分の思惑のために、タイトル以外の情報はなく
観始めたのだが、、、

何か最初から、
暗い。
画面が暗い。
子供が遊ぶシーンから始まるのだが、
画面自体が暗く、華やぐような明るさが全くない。
ここでちょっとイヤな予感。。。

そして、その次のシーンでは、いきなり、
タイトル通り、「父帰る」のシーンだ。
永いこと行方知らずだか、ずっと家族の元を離れていた父が
突然帰ってきて、父親の顔も知らなかった息子達が、
あれが父親なんだ、と物珍しそうに帰ってきた父親を
物陰から覗いてみる。

14歳と10歳ぐらいの息子達は、
物心ついた時にはもう父親とは離れ離れになっていたようで、
父親と一緒の食事も何かギコちない。

そして、せっかく父親が帰ってきたのだからと、
息子達と父親が一緒に釣りの旅に行くことになる。

こんな展開はハートフルな温かさが溢れてくるはずだが、
ちっとも温さが伝わってこない。
又、旅に向う途中、暗雲立ちこめるような中を車が走っていったり、
廃墟のような町のレストランで食事をしたりだの、
何かこう、背筋が寒くなるような風景ばかりで、
心が殺漠としてくる。

そして旅の途中で父親は、何度もどこか意味ありげな
電話をしており、何かありそうだな、、、
と、失踪してた事と関連ありそうな胡散臭さがプンプン。

やがて、そういった電話の後、急用ができたと、
息子達との旅を続けられなくなったと言い出す。
だが、すぐ、自分の用事を済ませながら一緒に釣りの旅を
続ける事もできるから、そうしようと提案してくる。

そして、やがて車の旅から小船に乗り、
離れた島へ行くと告げる。
ここで、船のモーターエンジンがトラブルで止るあたりから、
え、、、これ、サスペンス映画だっけ、、、?
というぐらい、更なるイヤな暗~い、重苦しい空気がまとい始める。

空は真っ暗な嵐になり、そこを手漕ぎでボートで、
暗い海の中を進んでいく。。。
無事、目的地に着くのか、それとも何か(イヤな事が)あるのか?
と、暗澹たる気持ちになってきたところ、
何とか島に着いた。

ちょっとホっとしたが、
だが、
その島には誰もいない。。。
無人島だ。
どこまでも淋しい島なのだ。
まだ、私の暗澹となった気持ちは晴れない。

やがてその島で父親は、今回の用事と思われる、
島のボロ小屋の近くを掘り、
いかにも怪しげな、犯罪の匂いのプンプンする箱を
手中にする。
そして、そっと子供達に悟られないよう、
帰りの船に積む。

ワタシは、こ、この映画はNHKだよな、、
そんな怪しげな犯罪の映画なんて放映するはずが無い!
と、NHKを信じたい気持ちで、今後、
この暗い映画を大どんでん返しで、
実はっ!
と、明るい展開にきっとなってくれるんだ!
と信じたいワタシ。。。

そう思わなければ、鬱鬱と、
どんどん気持ちが沈んでいく。。。

だが、そんなワタシの願いも虚しく、
父親に反抗する下の息子を追いかけていった
父親が登っていった高い木の塔から、
事故で落下して、死んだ。

えー!!!!なによ?
こんだけ暗い展開で引っ張っといて、
明るい展開に盛り返してくれる事なく、
挙句にこの悪の匂いのプンプンする父親が突然死ぬだとっ!?

あぁぁ、ワタシのこの暗澹たる気持ちはこのまま晴れぬのか?

そして息子達は父親の死体を何とか舟に運び、
元来た大陸(どこの国よ?)へ舟でたどり着く。

しかし、ワタシはどこかで死んだと思った父親が実は死んでなかったと
息を吹き返してくれることを祈ってた。

ところが、大陸に戻り、そこに置いてあった乗ってきた車に
息子達は、まず荷物を積み替え、そして父親の死体も積み替えとしたら、、、
そうしたら、、
舟が、到着前に岩にぶつかって傷ついた舟が、
ぶくぶくと沈んでいき、
父親の死体と、父親が掘り起こした、
犯罪の匂いのプンプンする小箱が海に沈んでゆき、
そして、全てが海に消え、
一面の海が広がった景色が画面全体に広がったところで
映画は終わる。。。

あぁぁぁぁ、
ワタシのこの暗澹とした気持ちは
結局どこでも晴れなかった。。。
どこかで謎解きしてくれて、
父親の犯罪の匂いのする小箱は何でもない箱であった!
という落ちも、
父親は悪に染まってなんかいなかった!
という安心感を与えてもくれもせず、

何の解決もしないまま、
突然、暗い、暗い、重く不安感いっぱいの展開で進んだ映画が、
ブチッ!と、そのまま、心に重い???を抱えたまま、
終わってしまった。。。

この暗澹としたままのワタシの心をどーしてくれる?

あまりに心がスッキリしないので、
ふれあい街歩きで、ハワイの明るい景色を見てから眠りについた。

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