今年も花が終わり愛好家の皆さんは管理人も含め来年の花づくり第一弾の株分けに大忙しです。
管理人も40年ほど繰り返しておりますが未だに課題を持ちながらトライしており、今回は私が
行っている株分けをアップします。
花は「神路の誉」3鉢ですが真ん中の株、小さい脇芽が1つしか出ていないので廃棄対象です。
中心が今年花が咲いた篠で両脇が来年花芽を作る予定の篠で、これから土を落とします。
器の中で水につけて土を落とした状態(この作業が大変なんです)
周囲の細い根は洗いながら外します。
今年花が咲いた真ん中の茎は根元で切り離します。
中心には去年から株を作り花を咲かせる役目を終えた根が腐っており私はできるだけ始末します。
切り落とした花の茎を中心にして鋏(またはカッターナイフ)で2つに分けます。
最後に残った黒い根を始末します。
今までの手順で2鉢から4芽取れましたが3鉢しか作りませんので、もったいないけど1芽は破棄します。
新しい白い根は裏(後ろ)に増えて広がるため根が伸びる方を広く取って植えつけます。
名札を立てて完了です。
こちらは長井系の「鷹の爪」の株分けです。
同じように2株から4つの苗を取ります。
仕上げは3.5号ポットを使います。今年は長井系の品種はすべて3.5号ポットに植えました。
今年3.5号ポットで開花し立派な脇芽もできた「小野小町(長井系)」です。
今年うまく育たなかったり、本数を多く確保したい品種は開花見込みのない小さな苗も植えます。
こちらは立派な苗が育って喜んで植えつけたら花芽が出てきたため廃棄処分です。
ここのところ花菖蒲関係のアップが続いて見ていただいている方が増えて有難うございます。
その中で時々栽培についてメールをいただくことがありチョットうれしいです。
主に「どこで買いますか?」 「育てやすい品種は?」 「売ってもらえますか?」 「〇〇が欲しい」などなど
◎ 園芸店やネット・生産者で、名前が分かり興味があれば遠方へも出かけます。(伊勢はなしょうぶ園と加茂花菖蒲園)
◎ 野生種との交配種(黄色) 一般の花菖蒲園で見かける品種は丈夫です。
◎ 親しい人から頼まれてさし上げることはありますが売ったことはありません。
今年は一部に病気が出ましたが次回は質の良い余剰苗が出たら考えます。
blogでコメントは恥ずかしいと思われる初心者の方や(今こんな状態で)育たなかったなどのメールは、再確認したり
新たな発見もあって勉強になります。
花菖蒲についてもし宜しければHPのMail欄からメールください。(ベテランの方はblogのコメントにお願いします。)