四季と自然とはりんこの花菖蒲

季節の草花を撮り歩き 家では花菖蒲にボケてます

中山道を歩く 寝物語の里

2025年02月04日 | 日記

ここは岐阜県と滋賀県の境になります。

『正月も 美濃と近江や 閏月』 閏月(うるうづき)とは旧暦で一年が13カ月ある年を言う。立春、立夏、立秋、立冬など二十四節季は旧暦が基準になっている。


50cmほどの溝が県境になっており 江戸時代は左が美濃国不破今須村、右が近江国長久寺村(現在 長久寺はない)


当時 国ざかいにはそれぞれ旅篭があり、溝を挟んで旅人の話し声やお互いの会話が聞こえ、異国の話に新鮮さがあり夜な夜な話がはずんだことから名が付いた。

広重の今須宿には寝物語の国ざかいが描かれています。(Wikipediaから)


司馬遼太郎の『街道をゆく24』に 寝物語の里を訪ねた紀が書かれています。この書を読んで『なるほど そういう事か』と納得することがありました。

国ざかいは何処にもありますが、なぜここが異国と互いが呼びあうのか、中山道のここが江戸文化(美濃国今須村)と京・大阪文化(近江国長久寺村)の境と
なり、通貨制度では、江戸は「小判何両」の金本位制、京・大阪は「銀何匁(もんめ)」の銀本位制であったため、通貨の境目でもあった。

ここ中山道の南側はJR東海道本線と国道21号線が賑やかですが、反対の北側には杉や檜の植林の他 竹林やその間には墓地が所々にあり静かです。


西に歩き村はずれに『長比(たけくらべ)城跡』への登り口があり、ここの溝もなかなか面白い。


右の溝は伊勢湾に流れ、左の溝は大阪湾に流れると書いてあります。がっ、『ほんとかなぁ?』


長比城跡がある野瀬山への登山道は幾つかあるようです。

今回の中山道はロマンがありました。

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中山道 間の宿

2025年01月18日 | 日記

関ヶ原合戦で有名な関ケ原宿と滋賀県との県境になる今須宿の間にある「間の宿」(あいのじゅく)を歩いてきました。


ここは関ケ原町山中、最初に関ヶ原合戦の西軍で大活躍した 大谷吉継の陣跡入り口があります。(名将ですから駐車場があります)

石段を上がると若宮八幡神社があり、源義経が京に入る途中 大群を引き連れ西海合戦勝利祈願の参拝に訪れております。

ちなみに関ケ原は「関ケ原合戦」と皇位継承争い「壬申の乱」の国を二分した戦の場所です。

義経がこの地を訪れたのは、ここに常盤御前のお墓があるためです。(常盤御前のお墓は他の地にもあり謎多き女性のようです)

以前にも来たことがありますが、ちょっとした広場があり何時も献花されており、地元の人が掃除されてキレイです。


村の外れには常盤地蔵があります。

見落としがちな「間の宿」ですが、中山道の宿場ができる前から常盤御前の墓や源義経が訪れた地として存在感ある宿場です。

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「凧」の博物館

2024年11月04日 | 日記

正確には「世界凧博物館東近江大凧会館」 国内を始め海外の凧の展示が行われております。


凧揚げと言えば静岡県が有名ですが、滋賀県東近江市では江戸時代から続く大凧揚げ大会が行われております。

100畳大凧は縦13m 横12m、重量 約700㎏(6寸竹 約50本)・特性手すき和紙(90cmx60cm)360枚・使用のり16 ℓ、制作延べ人数 約600人(1日1人6時間)
製作日数 約1ヶ月、完成した凧は縦骨を外し筒状にしてトレーラーで近くを流れる愛知川(えちがわ)河川敷に運び、 約130人で引っ張り大空へ揚げます。

紐と言うかロープもすごい!


完全にホラーの世界はインドネシアの凧


カブトムシ 全長2m40cm 全幅4m50cm 


こちらは毎年 新成人が作る凧で実際の大きさは20畳凧になり 展示品はレプリカで、揚げたあとはショッピングセンターや図書館などに飾られております。

裏には七夕の「たんざく」のように願い事が貼り付けられています。

大凧揚げ大会は毎年5月の第4日曜日に行われるようです。(雨天順延) 一度100畳大凧が大空に揚がるのを実際に見たいですね。
過去には昭和59年に市制30周年を記念して畳220枚(縦20.5m、横19m、重さ1.5t)の大凧が飛揚したそうです。

最後に、毎年作られる大凧は揚げたあとは大きすぎて片付けられないので燃やすそうです。

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石山寺

2024年09月25日 | 日記

滋賀県大津市にある。紫式部が源氏物語を想い着き、書き始めたお寺となっており今が旬のお寺ですね。

お昼前 駐車場に入るのに30分以上待ち、もうメッチャ混んでました。駐車料金600円、拝観料600円。イベント見学は2つあり、別料金です。


ザックリ言って、大きな石がいっぱいある綺麗なお寺です。お寺さんなので税金のことは分からんけど売り上げ『すげぇ~』と思いました。
見学用の特別料金はこのイベントのために大改修した訳でもないし、拝観料込みで一番安い1000円のコースだったけど『う~ん 今一』

 

ここからは過去の写真から



平等院の側を流れる宇治川に架かる朝霧橋の先にある源氏物語の宇治を舞台に書かれた「宇治十帖の像」


紫式部が越前からの帰り、琵琶湖から見た伊吹山を詠んだ歌
「名に高き越の白山ゆき慣れて 伊吹の嶽をなにとこそ見ね」
(越前で名高い白山の雪を見慣れているので伊吹山の雪なんか見てもどってことないわよ!)

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伊勢神宮参拝(外宮)

2024年07月23日 | 日記

伊勢神宮は正式には『神宮』といいます。『参宮の宿 宿屋五十鈴』ご主人のガイドで20日午後4時から参拝しました。


豊受大神宮(外宮)御祭神は『豊受大御神』をお祀りし、天照大御神の食事を奉る神として御鎮座。衣食住および産業の守り神として崇敬されています。


表参道:JRと近鉄の伊勢市駅ができて駅から真っ直ぐ入れるため今は表参道になっています。


北御門口(きたみかどぐち):現在は参拝コースの出口になっていますが『弥次さん喜多さん』の時代はこちらが表参道でした。


橋を渡ると表参道の証『御厩(みうまや)』があります。


正宮参拝


式年遷宮のご案内が表示されており、すでに様々な神事が始まっているようです。建築は2年くらい前からだそうです。(絶対見られないと思いますが)
手前の三個の石を積み重ねた『三ッ石』は式年遷宮の川原大祓(かわはらおおはらい)が行われる祭典の場所で、参拝者は眺めるだけの場で手をかざしたり
賽銭を投げ入れてはいけない神聖な場所です。


遷宮が行われる古殿地に立つ一番高い『神宮杉』には避雷針が付いております。


勾玉池:6月には花菖蒲が咲き誇り、今は今年花が咲いた茎を株元に敷き詰める作業が行われており、秋には堆肥になると思います(これは参考になりました)

以前の勾玉池には蓮が咲いていましたが、蓮は仏教のイメージがあるということで花菖蒲に植え替えられました。


表参道の『清盛楠』2つに分かれていますが樹齢800年の1株で、平清盛が勅使として参拝したとき楠の枝が冠に当たり清盛が切り落としたが、その後
芽が出て今に至るとの言い伝えがある。

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