ハリソン君の素晴らしいブログZ

新旧の刑事ドラマを中心に素晴らしい作品をご紹介する、実に素晴らしいブログです。

『刑事貴族3』#01

2019-03-18 00:00:07 | 刑事ドラマ'90年代









 
『刑事貴族2』の放映は1年間続き、途中で降板した高樹沙耶、団 優太に代わって鳥越マリ、寺脇康文が新メンバーに加わりました。

そして更に、新人刑事役に彦摩呂(当時はスリム!)、総務課の婦警役に中山 忍を加えてスタートしたのが『刑事貴族3』。

パート1の主役が舘ひろし→郷ひろみと2人いるのに、パート2とパート3は水谷 豊で固定されちゃうという、ホントおかしな番組ですw


☆第1話『9人の優しい日本人』

(1992.4.17.OA/脚本=金子 裕/監督=原 隆仁)

だけど、この第1話は素晴らしかったです。なぜなら、私が大好きな映画『リーサル・ウェポン』へのオマージュを感じたから。

逃げる犯人を追って刑事たちが海辺を激走、そこへ飛来したヘリコプターから、スナイパーが犯人を射殺しちゃうというド派手なオープニング。その撮り方といい、スナイパーの構え方といい、『リーサル~』の殺し屋=ゲイリー・ビジーを意識してるとしか思えません。

更に、その犯人が所持してたCD(汚職事件の証拠データ)を狙って、敵組織がニューフェイスのしのぶ(中山忍)を拉致するんですよね。CDと交換する為の人質として。

しのぶは、宮本課長(松方弘樹)の姪っ子という設定です。『リーサル・ウェポン』でも、敵組織がメル・ギブソンの相棒=ダニー・グローバーの愛娘を、同じ目的で拉致しました。

もちろん『リーサル~』だけがそういう事してたワケじゃないけど、当時から私は、水谷豊さんの演技にメル・ギブソンの影響を勝手に感じてました。この第1話を今あらためて観て、それを確信した次第です。

『リーサル~』へのオマージュが見当違いだとしても、とにかく強大かつ凶悪な敵組織(ボスは中尾 彬!)vs代官署捜査課のハードな戦い、アクションのつるべ打ちには痺れました。刑事ドラマ、かくあるべし! 素晴らしい!

残念ながら、エスカレートする規制や不景気によってハードアクションがどんどん撮りづらくなり、以降、この第1話を超えるエピソードは見られなかったように記憶します。

また、一方で『はぐれ刑事純情派』みたいに地味な番組がヒットしちゃったせいもあり、この『刑事貴族3』を最後に刑事アクションドラマは絶滅、日本のTV番組自体も破滅への道を邁進する事になります。破滅です。

セクシー画像は、オッパイが鳥越マリさん、チッパイが中山忍さんw

鳥越マリさんは私と同い年で、当時27歳。日本航空の沖縄キャンペーンガールからCMモデル、バラエティー番組の司会、歌手、女優とオールマイティーに活躍されてました。

中山忍さんは当時19歳。中山美穂さんの妹で、おっとり系のキャラクターが人気を博しました。本作でもその個性が活かされ、せっかちなタケさん(地井武男)との噛み合わない会話が実に楽しかったですw
 

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2 コメント

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Unknown (harrison2018)
2019-03-18 08:54:34
私も美穂より忍派でした。まさか美穂さんより忍さんの方が息長く活躍されるとは夢にも思ってませんでしたがw、おっしゃる通り努力の人なんでしょうね。地井さんもそれを見抜いて、あえて厳しく指導されたのかも知れません。
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Unknown (carp2563)
2019-03-18 00:35:38
私は中山美穂さんより中山忍さんの方が可愛くてタイプでしたね。今では二時間ドラマや刑事物のゲストとして欠かせない存在になって演技力も円熟してきました。地道に努力されたんだと思います。地井さんには当時だいぶ厳しく指導されたようですが、後年共演した際には誉めてもらえたと喜んでました。努力型の女優さんですね。


ムーミン
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