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テレビ朝日系列の水曜夜9時枠にて、1995年10月から翌年3月まで全20話が放映された、テレビ朝日&東映の制作による刑事ドラマです。
名物シリーズ『さすらい刑事旅情編』の路線を引き継いだ、鉄道警察隊・東京駅分室の捜査官たちが事件を解決する地方ロケ主体の番組で、この放映枠における最後のフィルム撮り作品でもあります。
主演は『もっとあぶない刑事』以来の刑事役となる柴田恭兵さん。この'95年は舘ひろしさんが『新宿鮫/無間人形』、浅野温子さんが『沙粧妙子/最後の事件』と、あぶデカの中心メンバー3人がそれぞれシリアスな刑事ドラマで主役を張っておられるのが面白いです。
さらに柄本 明さんが主任に扮するほか、岡本健一さん、中野英雄さん、大寶智子さん、渡辺 哲さんといった顔ぶれが刑事を演じておられます。
そして東京駅構内の診療所に勤める女医に扮したのが萬田久子さん。画像で萬田さんの診察を受けてるのが、婦警役レギュラーの八木沢れいなさん。
この診察シーンに大した意味はありませんw そうした「ただのお色気サービス」がゴールデンタイムの番組で観られたのも、今となっては懐かしい思い出です。復活を強く望みますw
これは第5話『完全犯罪の女!? 記念写真の謎』(1995.11.15.OA/脚本=柏原寛司/監督=原 隆仁)の1シーンで、実はこの番組を観たのはこれが唯一。CATVで放映されてたのを気まぐれで録画し、どんなものかと観てみたら犯人役が石原良純さんだったもんで、笑いましたw。
内容的にはスタンダードな「アリバイ崩し」の捜査物で、特筆すべきものはありません。舞台は和歌山マリーナシティで、ポルトヨーロッパが思いっきりフィーチャーされてます。(開業して間もない頃だった?)
『太陽にほえろ!』のマイコン刑事を卒業してから約8年、良純さんの動きがちょっと滑らかになってますw 走るシーンが無いのも幸いでしたw かつて初期型パソコンにバカでかいフロッピーを差し込んでた良純さんが、スマートにノートパソコンを使っておられる姿には、時流の速さを感じます。
主役の恭兵さんはアクション無し&ユーモアも控え目で、渋い刑事像を構築されており、脱『あぶデカ』の意志が見て取れます。その手応えが、よりヒューマンな新シリーズ『はみだし刑事情熱系』へと繋がって行くワケですね。
前述の通り、この放映枠におけるフィルム作品は本作が最後となり、次の『はぐれ刑事純情派』第9シリーズよりVTR撮影に変更されちゃいます。それまでフィルムで撮られてた作品が、いきなりビデオの安っぽい映像に変わったのを初めて観た、あの時の衝撃は未だに忘れられません。世紀末も近かったし、本気で「破滅です」って思ったもんです。破滅です。
ひとつの時代の終焉であったことは間違いないですよね。
柴田恭兵さんの新しい魅力が詰まった作品でした。クールで時には熱く、心優しい役柄は良かったです。フィルム映像だからこそ質感も良く、哀愁感も引き立っています。