『大捜査線』の「四機捜」こと警視庁刑事部第四機動捜査隊で活躍する紅一点=都築悠子刑事がなにげにカッコいいです。
『Gメン'75』の女性刑事たちほどクールじゃないし、『大追跡』や『太陽にほえろ!』の長谷直美さんほど男勝りでもない。かと言って『警視庁殺人課』の一色彩子さんみたいにお色気で勝負するワケでもなく、言わばこれといった特長がないキャラクターなんだけど、それでいて埋没しないどころかやけに眼を惹き印象に残っちゃう。
単に私の「好み」なだけかも知れないけどw、都築刑事鑑賞が『大捜査線』を観る際の大きな楽しみの1つになってます。
サングラスも似合うし、四機捜のメイン車輌であるマツダ・サバンナRX-7に一番マッチしてるのは加納主任(杉良太郎)より都築刑事なんですよね。大きな特長が無いからこそ、さりげないからこその格好良さがある。
番組初期には加納主任をお慕い申し上げてるオーラを醸し出してたけど、徐々にそういう空気はフェードアウト。後期には髪型をショートにされ、同時にサバサバした性格にシフトチェンジされて、なんだか別人みたいになっちゃいます。が、それはそれで萌えますw 要するに好きなんですw
主任を諦めて同輩の沢木刑事(神田正輝)に乗り換えるようなこともなく、あくまでプロフェッショナルな捜査官としての姿勢を貫かれたのも格好良かったです。
演じられた本阿弥周子(ほんあみ ちかこ)さんは当時29~30歳。神田さんを除いて『大捜査線』のキャストは皆さんそうだけど、時代劇への出演が圧倒的に多かった方です。
デビュー作はTBSポーラテレビ小説の『ひまわりの道』で、'72~'73年の『吉井川』では主演を務めておられます。これも明治期の津山が舞台の言わば時代劇。
刑事ドラマは『東京メグレ警視シリーズ』や『チェックメイト78』、『噂の刑事トミーとマツ』、そして『大捜査線』を挟んで『特捜最前線』『新・女捜査官』『はぐれ刑事純情派』等、比較的渋めの番組にゲスト出演されてます。
Wikipediaに記載されてる出演作は'90年代末で途絶えており、どうやら引退されたみたいですね。
違ったらすみません😣💦⤵️