平成最後の日に観て来ました。『アベンジャーズ』シリーズ、引いては第1期MCU(マーベル・シネマティック・ユニバース) の完結編です。監督はアンソニー・ルッソ&ジョー・ルッソ。(ストーリーの核心に触れなきゃ感想の書きようが無いので、鑑賞予定の方は読まないで下さい)
事前に3時間の長尺であることを知り、延々とバトルシーンが続いたらこりゃキツいなぁと、やや尻込みしてたんだけど、そんなのは杞憂でした。やっぱりMCUのクオリティーは半端じゃなかったです。
なんたってアメリカン・ヒーロー映画ですから、ヒーローたちが負けたまま終わるワケがないのは明白。逆転勝利を納めるであろうことは大前提で、絶対に負けないパワーを手に入れちゃったラスボスを一体どうやって倒すのか?っていう、その方法を巡ってファンはあれこれ考え、議論を楽しんで来た筈です。
ところが、このシリーズは必ずファンの予想の斜め上を行くんですよね。早速ネタバレになりますけど、前作で本懐を果たしたラスボスはもはや虚無状態で、あっさり序盤で倒されちゃいますw
けど、それで解決とはならないワケです。前作のラストで、全宇宙の半数の生物が消滅させられたまま。ヒーローたちの仲間や家族も例外じゃありません。それを一体どうやって元に戻すのか?がストーリーの軸となり、前半はバトルじゃなくてそのミッション、これもネタバレだけど『ドラえもん』的アドベンチャーが展開されます。
それを単なるネタで終わらせないのがMCUの凄さなんですよね。ヒーローたちが過去へ行くことには、世界を元に戻すことだけじゃない、重要な意味が込められてるワケです。
前作で生き残り、このミッションの中心となるメンバー(アイアンマン、キャプテン・アメリカ、マイティ・ソー、ハルク、ブラック・ウィドウ、ホークアイ)が、アベンジャーズの最初期メンバーと全く同じであることにも大きな意味がある。
この完結編の真のテーマは、上記6人それぞれの人生への落とし前。ヒーローとしてじゃなく、人間として自分がどう生きたいか、あるいはどう死にたいかを過去への旅を通して見つめ直し(そして観客に思い出させて)、ラストバトルでそれを果たしていく「ドラマ」なんですよね。
最初の『アイアンマン』から実に11年、本作に至るまでの全22本が、単に各ヒーローのクロスオーバーだけじゃなくて、ちゃんと感情を伴ったドラマとして繋がってたんだ!っていう感動。
これはもう、全作を真剣に観て来たファンなら号泣ぐらいじゃ済まないだろうと思います。何しろ11年もかけて描かれてきた大長編ドラマのフィナーレなんだから!
私はMCU全作のたぶん半数近くしか、それも大ハマりした『アイアンマン』1作目を除いては1回ずつしか観てませんから、各ストーリーはうろ覚えだし脇役キャラは忘れちゃってるしリンクネタも半分以上理解できてないと思うけど、それでも泣かされました。スーパーヒーロー映画を観て本気で泣いたのって、多分これが初めてです。
お気に入りのキャプテン・マーベルが期待したほど活躍しなかったのが唯一残念なんだけど、それも納得できるんですよね。最初期から戦い続けて来た中心メンバー6人が人生の落とし前をつけるラストステージで、ついこないだ登場したばかりの新参ヒーローが見せ場をさらっちゃったらそれこそブーイングでしょう。
キャプテン・マーベルは次世代を担うヒーローであり、今回は顔見せ程度で大正解。そのへんのサジ加減も完璧で、本当に「分かってる」創り手たちによる空前絶後の一大プロジェクトでした。こんなにうまく行くとはご本人たちも予想してなかったんじゃないでしょうか?w
私はこの第1期完結編を見届けたら、もうMCUは卒業かな?って正直思ってたんだけど、これだけのクオリティーを見せつけられたら次も観たくなるのは必至でしょう。キャプテン・マーベルに対する消化不良も、たぶん奴らの思うツボですw
まぁ、ここでどんなに熱く語ったところで、アメコミ映画に興味がない人には全く響かないだろうと思います。それはそれで仕方がない。
けど、もしMCU作品を何本かかじった事がおありで、今回観に行くかどうか迷ってる方がおられるなら、これは絶対に観なくちゃいけない作品だと断言しておきます。責任はクドカンさんが取りますので、すぐ劇場へ行って下さい!
今回の映画についてはただただ感謝しかなかったです
私は自称特撮ヒーローオタクですが、結構そんなにいろんな作品を見ていませんww
好きなエピソードや演出があればしつこいほど見ますがww、
ヒーローそのものを好きになることは少なくて平成仮面ライダーも全話見たのは数本でほぼ話数が飛んでも気になりません
そんな私がMCUだけは全部見ました。自分でも驚きですが、全部、ほんとに楽しく見ました。
どれを見ても面白い素晴らしい作品群です。
そして最後の最後にこの10年の感謝を作品から受けたような気がしました。
あのタイムトラベルは私も一緒に過去に戻ったような感じでした。
こんなことあった、あんなことあった、もう号泣ですよww
初見はサノスがどうとかアベンジャーズがどうとか二の次で、ただただ走馬灯のようにこれまでを思い出しながら見ていました。
ずっと泣きながら見ていました。
ファーストメンバーの作品に対するお別れも素晴らしかった。
西部警察精神がない限りw、もう次はないということを、彼らの去り際をしっかり目に焼き付けました。
そして圧巻はラストバトル!!!
よくあるパターンなら、あの聖戦風の画は対峙して戦う寸前でエンドロールパターンですが、
戦い場面まできっちり見せてくれて、ここでももう、号泣でした!!
もうここまで数年にわたっての前振りをここまで中だるみなしで見せ切り回収した作品は見れないかもなので感謝しかありません。
ほんとうにありがとうございました!!!!
これが私の感想です!!!
実はゴジラに行こうと思った日、エンドゲームに行ってしまいましたww。
6/27までなのでとりあえずゴジラの前にエンドゲームにまた行こうと思います!!!
確かに、感謝の気持ちが沸き上がりますよね。よくぞここまで!っていう。全作観られたなら尚更そうでしょう。創り手側も感謝の気持ちでいっぱいだろうし、送り手と受け手がこれほど幸せな関係を築けたプロジェクトって、他に無いかも知れませんね。
ヒーローがあんなにたくさん出てきても飽和状態にならず、ちゃんと熱いストーリーが描けることを実証してくれたワケで、東映のスーパーヒーロー大戦映画も是非とも参考にして頂きたいですよね。
ゴジラもご覧になったら感想お願いします!