第8話は、まるで『スター・ウォーズ/帝国の逆襲』か『バック・トゥ・ザ・フューチャーPART2』あるいは『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』みたいな回でしたw
ダース・ベイダー感満載の社長ジュニア(橋本 淳)が専務に就任し、まさにデスマスクみたいな無表情さで人員削減を宣言し、同時に森若さん(多部未華子)の恋にも試練が訪れる等、愛すべきキャラクターたちが劣性に追いやられたまま終わる展開が、私にそれらの映画を連想させました。
営業部の中島さん(松井愛莉)が担当したノベルティグッズに関する問題は、いつものように森若さんたちのチームワークでスカッと解決するんだけど、その過程で佐々木さん(伊藤沙莉)と中島さんの友情に亀裂が入りかける描写にも胸が痛みました。
森若さんに恋の試練を与えた、ボインぼよよ~ん!な山田くん(重岡大毅)の元カノ(筧 美和子)がまた、社長秘書の有本さん(ベッキー)を凌駕するほどの小悪魔ぶりで、簡単に手玉に取られちゃうオッサンどものあまりに滑稽な姿も、身につまされましたw
今回一番の被害者だった佐々木さんが、崇拝するビジュアル系バンドマンに命を吹き込まれるシーンにはホッコリさせられたけど、やっぱりダース・ベイダーの降臨があまりに強烈で、これまで社長を手玉に取ってた有本さんの青ざめた顔がとても印象的でした。
経理部もリストラの対象にするというベイダー専務が、果たして誰をターゲットにするのか? 成績から見れば佐々木さんが一番危ないんだろうけど、最終回が近づいてることを考えれば、ヒロイン=森若さんが苦境に立たされる可能性も充分にありますよね。
そこで、これまで森若さんに救われてきた社員たちが、反省の色ナシだった有本さんも含めて一致団結し、ベイダー専務に立ち向かう展開になればきっと泣けるんだけど、それじゃまた「日曜劇場みたい」って事になっちゃいますねw
私ごときが予想できるような展開にならないところが本作の素晴らしさですから、ラスト2話をどんな形で盛り上げてくれるのか、無心で待ちたいと思います。
それにしてもあのベイダー専務、本当に憎たらしいです。数字だけで物事を考え、数字だけで人の優劣を決めつける。そんな会議室の連中が全てのテレビ番組を女性向けにし、刑事ドラマを謎解きゲーム一色に変えてしまった。あおり運転したり我が子を虐待死させるような虫けらどもと同じくらい、私にとっては憎むべき人種です。
数字でしか動かない人間をなんとか出来るのは、やっぱり数字でみんなを救ってきた森若さんしかいないだろうと思います。
個人的にはぶっ殺して欲しいけどw、きっと森若さんはルーク・スカイウォーカーのごとく、最後にベイダーをも改心させ、救ってやる事でしょう。
セクシーショットはもちろん小悪魔役の筧美和子さん。ボインぼよよ~ん!
さて今週発売の週刊文春のテレビ健康診断というコラムで「これは経費で落ちません‼️」を取り上げてました。もし機会があればチェックしてみてください。
ムーミン
今回いろいろスッキリしないのは、最終回に向けての布石をたくさん置いたからなんでしょうね。それにしても仰るとおり、勇さんがよく分かりませんw
森若さんがバッグの入れ替わりをすぐに言わなかったのは、それを証明するすべが無いのと、太陽くんを追い詰める結果になることも考慮したのではないかと。
いずれにせよ中島さんが親友を疑ってしまった事実には変わりなく、佐々木さんが人並み外れてサッパリした性格だから良かったものの、後味はやっぱり良くないですよね。
仰るとおり恋話と本筋とのリンクにもやや強引さがあり、いつものカタルシスが味わえない回でした。それでも並みの連ドラよりはずっと面白いんだけど。