テレビ朝日系列の水曜夜9時枠で足かけ11年、全12シリーズが放映された『警視庁捜査一課9係』の続編です。
主役の渡瀬恒彦さんが急逝され、加納係長は他部署へ出向中という設定のまま終わるのかと思いきや、なんと寺尾 聰さん扮する宗方警部を新班長に迎え、井ノ原快彦くん扮する浅輪巡査部長(シーズン2で警部補に昇進)を主役にシリーズはまだまだ続く模様。驚きました。
前作で有終の美を飾るつもりだからこそ、あえて加納係長は健在という設定にしたんだとばかり、私は思ってました。だって、健在なのにずっと姿を現さないのって不自然だから。
残された部下たちが加納係長に想いを馳せるような描写が時々あるんだけど、ただ長期出向してるだけの上司を事あるごとに思い出す部下ってヘンじゃないですかw 亡くなった設定にした方がずっとやり易かった筈なのに、なんでわざわざ生かしておいたんだろう?って、不謹慎かも知れないけど思っちゃいました。
それはともかく、七曲署OBの寺尾聰さんがレギュラーに加わるとなると、私は観ないワケにいきません。前作のラストで色々あって「9係」は解散、だけど神田川警視総監(里見浩太朗)の意向により「特別捜査班」が新設され、それぞれ別の部署に行ってた元9係の面々(井ノ原快彦、羽田美智子、津田寛治、吹越 満、田口浩正)が再結集、さらに山田裕貴くん扮する新人刑事=新藤も加わりました。
それに伴い、加納係長の娘で浅輪刑事(井ノ原くん)と結婚した倫子(中越典子)、青柳刑事(吹越さん)と同棲中の妙子(遠藤久美子)、監察医の真澄(原 沙知絵)、鑑識員の猪狩(伊東四朗)らも再登場。
内容としては手堅い謎解き捜査物なんだけど、とにかく芸達者なレギュラー陣による軽妙な掛け合い、独特なノリがシリーズの持ち味&魅力で、観てて退屈することはありません。
2018年春に Season 1 全10話、2019年春に2時間スペシャル1本と Season 2 全11話が放映され、最終回で宗方班長=寺尾聰さんが勇退。シーズン3から誰が班長の座に就くのか、要注目です。
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