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2002年の春シーズン、フジテレビ系列の月曜夜9時「月9」枠で全11話が放映された、北川悦吏子 脚本によるラブ・サスペンスドラマ。2018年に韓国でリメイクされたそうです。確かに韓流ドラマっぽい内容ですね。
女子大生殺害事件を担当した日ノ出警察署・刑事課の堂島刑事(明石家さんま)が、妹の優子(深津絵里)と親しい財閥令嬢・美羽(井川 遥)の誕生日パーティーに招待され、そこで見習いコックの涼(木村拓哉)と運命的に出逢います。
妹の優子が涼に惹かれていくのを横目に、事件の容疑者として涼の身辺を捜査した堂島は、彼がかつてやむなく射殺した犯人の息子であることに気づきます。
あの時、堂島はまだ幼かった犯人の子供2人を引き取ったんだけど男の子は失踪し、残った女の子を妹として面倒みてきた。そう、優子の本当の兄は涼なんだけど、涼はそのことに気づいておらず、父親を殺した堂島への復讐が目的で優子に近づいたのでした。
序盤は単なる女たらしにしか見えなかった涼の悲しい正体が徐々に明かされ、さらなる悲劇に向かっていくというストーリーで、実質の主役は木村拓哉さんであり、刑事の明石家さんまさんは言わば狂言回し。
だからこれを「刑事ドラマ」と呼ぶのは正しくないんだけど、ちゃらんぽらんに見えて実は鋭い洞察力を持つさんま刑事はなかなか格好良いし、これまで刑事役のオファーは無数にあった筈なのに、なぜか頑なに断り続けてる(としか思えない)キムタクさんに、もうそろそろ引き受けてもいいんじゃないの?っていう想いもこめて今回「HISTORY」に加えることにしました。
このドラマにおけるキムタクさんを、私はあまり良いとは思えませんでした。ニヒルに振るまいながら時おりハニカミ笑顔を見せたり、思わせぶりな台詞を小出しにする謎めいたキムタクさんは「あざとさ」ばかり眼について気持ちが悪い。なにげにスタイルの良いさんまさんと並ぶとキムタクさんのでかい顔面が目立つし、カッコつけてる分だけ滑稽にも見えて来ちゃう。
キムタクさんは、こんな斜に構えた役より映画『武士の一分』の時みたいに実直なキャラを演じた方が断然良いと私は思います。実は似合ってないニヒルな役ばかりやってるから、キムタク主演と聞いただけで敬遠しちゃうようなアンチが増えたんじゃないでしょうか?
作品そのものは評価しないけど『HERO』シリーズで演じた「ジーパン検事」はチャーミングで良かったと思うし、もし「まだ若いから」っていう理由で刑事役を固辞されて来たのだとしたら、今がちょうど良い年齢ですから是非いっぺん挑戦して頂きたいです。
まぁ要するに、私自身がこういう謎解き主体のドラマ、それも思わせぶりにヒントを小出しにするあざとい創り方が大嫌いなもんで、作者の単なる「ゲームの駒」に過ぎないキャラクターにも肩入れ出来ないワケです。
本放映当時、このドラマは「月9でさんまとキムタクがW主演!」ってことで話題になったし、刑事物の要素もあるから私も注目して第1話を観たんだけど、キムタクさんと井川遥さんのやけにエロチックなキスシーン以外は全く憶えてなかったですw
でも今あらためて観ると、深津絵里さんがバツグンに良いですね。当時、まだ新人だった井川さんの演技力がバッシングされてた記憶があるけど、深津さんと比べられたんじゃちょっと気の毒です。
堂島の相棒刑事として森下愛子さん、そして涼の浮気相手として柴咲コウさんまで登場する豪華さはさすがの月9で、当時のフジテレビの勢いが感じられます。
でも私としては、こんな回りくどい謎解きゲームより、さんま刑事&キムタク刑事のストレートな痛快バディアクション物が観たかったです。これくらいのビッグネームを揃えたバディ物、久々に観たいもんです。
大澄賢也サマが井川遥にショットガンでブッ殺されてお花まみれになるとか、そんなのも渋スタでぜんぶ撮影してました。