さっぷいさっぷい外語学院(生徒:ゴタ、張るカイロさん)

ご一緒に学習を!
私は先生ではありません.間違いだらけかと思います.
ご容赦下さい.

5015番:イヴェット(10)

2024-10-20 17:50:23 | 語学


『イヴェット』(10)
 Yvette  


——————【10】————————————————
   
Il  était  connu  par  ses  noces  autant  que  
par  son  esprit,  par  sa  fortune,  par  ses
relations,  par  cette  sociabilité,  cette  ama-
bilité,  cette  galanterie  mondaine,  spéciales  
à  certains  hommes.
    
     
———————(訳)————————————————
 
 彼、ジャン・ド・セルヴァニーは放蕩者で知
られていたが、同様にその才気、財産、豊富な
人間関係、社交性、愛想のよさ、社交家として
のマナ-、ある人々に対する特別な配慮ができ
る人としても知られていた.

 
..——————⦅語句⦆———————————————
       
noce:(f) ❶結婚式、【多くは複数】 結婚;
   ❷どんちゃんさわぎ;❸放蕩生活、放蕩者  
autant que:~と同じくらい  
esprit:(m) エスプリ、機知、才気
fortune:(f) 財産、富、大金
relation:(f) 交際、つき合い、人間関係、知人(の多さ) 
sociabilité:(f) 社交性、人づきあいのよさ 
amabilité:(f) 愛想のよさ、親切さ、
galanterie:(f) (女性に対する)慇懃さ、親切、丁重、
    [複数で] (女性に言う)お世辞、甘い言葉
mondain, e:(形) 社交界の、上流社会の、
    (n) 社交界の人、社交家
spécial, e:(形) 特別の


——————≪感想≫———————————————

本日の学習は修飾関係があいまいで、よくわかりません
でした.誤訳の可能性が高いので、翻訳書の訳を書いて
おきます.
「彼は遊び人としても有名だったが、また、その
機知(エスプリ)や、財産や、親類関係や、それか
らまた、ある人に特有な社交性、愛嬌のよさ、婦
人に対する世慣れた慇懃な態度によっても知られ
ていた.」(モーパッサン全集9より)

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

5014番:イヴェット(9)

2024-10-20 17:45:26 | 語学


『イヴェット』(9)
 Yvette  


——————【9】————————————————
   
  Jean  de  Servigny,  petit,  svelt,  un  peu  
chauve,   un  peu   frêle,   très  élégant,  la  
moustache  frisée,  les  yeux  clairs,  la  lèvre
fine,  était  un   de  ces  hommes  de  nuit  
qui  semblent  nés  et  grandis  sur  le  boule-
vard,   infatigable   bien  qu'il   eût  toujours  
l'air  exténué,  vigoureux  bien  que  pâle,  un
de  ces  minces  Parisiens   en  qui  le  gym-
nase,  l'escrime,  les  douches  et  l'étuve  ont
mis  une  force  nerveuse  et  factice.
    
     
———————(訳)————————————————

 ジャン・ド・セルヴァニーは、小柄で、すらり
としていて、少しばかり禿げていた.少し華奢だ
がなかなかの伊達男だった.クルクル巻きの口髭、
澄んだ明るい目、ほっそりした唇、どれをとって
も夜遊び男の類であった.こういう者たちは生ま
れついての路上っ子であるように思える.顔は青
白いが疲れ知らず、ほっそりしたパリっ子のひと
りだ.ジムの運動やフェンシングをし、シャワー
そしてサウナで汗を流すことで後天的に体と体力
を作り上げたパリっ子のひとりだった.
 

——————⦅語句⦆———————————————
   
svelt:[スヴェルト](形) すらりとした、ほっそりした
    (英=slender)   
chauve:(形) 禿げた;
      chauve comme un œuf / つるつるてんの
frêle:(形) か弱い、きゃしゃな、かぼそい
élégant:粋な、洗練された、優美な
  【この形容詞は男性形で用いるとややイメージ
   が下ります.ここでは伊達男と訳しました.】  
moustache :(f) 口ひげ 
frisé, e:(形) 巻き毛の、カールした
clair, e:(形) 明るい、明るく澄んだ
lèvre:(f) 唇
fin, e:[ファン, フィーヌ](形) 細い、ほっそりした、
   薄い
semblent:(直現/3複) < sembler (自)
sembler à ~ :~のようにみえる 
né, e:(形, p.passé)生まれた、生まれついての
    < naître (自) 生まれる
   Où êtes-vous né ? / 
   あなたはどこで生まれましたか?
grandis:(p.passé/pl) 育った 
   < grandir (自) 大きくなる、成長する
boulevard:(m) 大通り、
infatigable:[アンファティガーブル](形) 疲れをしらない
bien que + 接続法:~にもかかわらず、~ではあるが、     
exténué:(p.passé) < exténuer (他)  
exténuer:(他) をへとへとにする、疲れ果てさせる
vigoureux, se:[ヴィグルー, ルーズ](形) 力強い、頑健な、
    たくましい、発育のよい  
pâle:(形) ❶青白い、青ざめた、❷(色の)薄い
mince:[マンス](形) ❶薄い、❷ほっそりした、
    すらりとした、❸つまらない、
    Ell a taille mince. / 彼女はほっそりしている. 
Parisien, ne:(n) パリの子、パリっ子
gymnase:[ジムナーズ](m)⦅スポーツ⦆ジム
escrime:[エスクリム](f) フェンシング
douche:(f) シャワー
étuve:(f) (蒸風呂の)発汗室
mis:(p.passé) mettre
force:(f) 力、体力
nerveux, se:(形) ❶神経の、神経質の、
   ❷元気な
factice:(形) ❶人造の、まがいの、作りものの;
   ❷不自然な; sourire force / 作り笑い
    

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

5013番:サウンドオブミュージック(825)

2024-10-20 03:55:13 | 語学


サウンドオブミュージック(825)
Sound of Music


————————【825】————————————
             
  “ I  can't  get  over  it,” I  said, “ how 
nice  it  was  of  Mr.  Wagner  to  send  us
the  tickets. ”
  After  we  left  the  English  coast,  we  
came  into  rough  weather.   The  population
in  the  dining-room  diminished  overnight.
Where  were  all  those  gay  people  chatting
happily  in  many  different  languages,  who
had  been  enjoying  last  night's  supper ?  

    

—————————(訳)————————————

 「未だ信じられないことだけど」、と私が発言
しました.「ワーグナーさんが私たちに乗船券を
送ってくださったなんて、何てありがたいこと
だったのでしょう.」
 英国海岸を離れてから、私たちは悪天候に見舞
われました.船内食堂は一夜にして急にいなくな
りました.昨夜までいた陽気な人たちはどこへ行
ったのでしょう? 様々な言語が飛び交っていた
昨夜の夕食を楽しんでいたあの人たちは? 


————————⦅語句⦆————————————

* 今回から動詞は(自)(他)表記はやめて(動)とします.
 動詞の多くは自動詞としても他動詞としても用いま
 すので誤解を招きそうな表記はやめます.
           
get over:[否定文で] 信じる、理解する、受け入れる
  I can't get over how wonderfully they behaved. /
    彼らの態度のよさにはまったく驚いたね.
    (信じられないよ) 
  get over は目的語に人が来ると、その人のことが
  「忘れられない」という意味になります.
  He never got over Kathy. / 
  彼はキャシーが忘れられなかった.
  get over の基本的な意味は「乗り越える」、
  それから派生した「克服する」です.
diminish:(動) 減少する  
overnight:一夜のうちに、急に、突然


* 日本語は名詞にあまり多くの修飾語句を乗せると
 重みに耐えきれないので、切り分けて訳しました.
 (日本の昔の小説はたくさん乗せていました)
 昔の人は体力(脳みその体力)があったのですね.

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

5012番:さすらいの青春(545)

2024-10-20 02:40:17 | 語学

 
さすらいの青春(545)
𝓛𝓮 𝓖𝓻𝓪𝓷𝓭 𝓜𝓮𝓪𝓾𝓵𝓷𝓮𝓼
   

———————【545】———————————
                    
  Justement  il  y  avait  depuis  une  quin-
zaine,  sur  la  place,  derrière  l'église,  un
grand  malandrin  et  un  jeune  garçon  à  la
tête  serrée  dans  des  bandages.   Il  y  avait
aussi,  chez  les  charrons  et  les  maréchaux,
des  ouvriers  qui  n'étaient  pas  un  pays.
                       
     
—————————(訳)—————————————

 ちょうど2週間ほど前から教会の裏手には
怪しげな背の高い浮浪者と頭に包帯を巻いた
若い少年がうろついていたのだ.それに車大
工や蹄鉄工たちの作業場周辺にも、この土地
の者ではない労務者たちがいたのだ.
    

———————— ⦅語句⦆————————————
      
justement:(副) ちょうど、まさに、だからこそ.
quinzaine:(f) ❶約15、❷2週間. 
malandrin:(m) 仏和不掲載→仏仏(ロベールポッシュ)
    (m) voleur ou vagabond dangereux
          (盗人もしくは襲ってきそうな浮浪者)
bandage:(m) 包帯、帯具、 
tête serrée dans des bandages:頭に包帯を巻きつけた
charron:(m) (昔の)車大工   
maréchal, -aux:(m) 蹄鉄工
ouvrier, ère:(n) 労働者、工員  
pays:(m) ❶国、❷地方、部落、❸国の人たち;
pays, e:(n) 同郷人 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする