史上初のばりふり奉曳。
何かあってからでは遅い!
と、いうことで、
本日は朝から、奉曳コース(一日神領民コース)をプロジェクトチームのメンバーで
実際歩いてみることに。
シュミレーションしながら、あーでもない、
こーでもないといろんな憶測をしながら、歩く。
歩いては立ち止まり、しゃべり。
歩いては立ち止まり、しゃべる。
集合場所の公園では、
トイレのトイレットペーパーが無いところから始まり、ばりふりボランティアだけ集めての
説明の場所はどこにする?参加者の足腰
疲れる方の座る場所は?
集合場所の公園では猫がエールを送ってくれていました。
そもそもスタート地点
を一般の一日神領民と
同じスタート地でいいのか?
綱出しはどんなふうに?
雨が降ったらどうするか?
途中のトイレの協力、
頚損のミスト(霧吹き)、疲れた方の
すぐ使える車椅子、
カーブの曲がり方…。
シュミレーションしながら、歩いてみてよかった…。
道中、知り合いが何人も声を掛けてくれて、ばりふり奉曳の下見をしているとお話しすると、
みんな「がんばってな~」と励ましのお声が…。
うれしいですね。
最大の難関、北御門前の交差点。どうやって曲がろう?
シュミレーションついでに、もちろん外宮さんもお参り。
というか、
外宮さんもシュミレーションしておかなきゃ。
ということで、参拝。
ここは、時々介助ボラですることもあるから大丈夫。
だけど、ばりふり奉曳のときは、団体でもあります。
外宮に入ると粛々と参道を歩くことを考えると、
視覚障害者のガイドの声のトーンを落としたり、
車椅子の介助方法、これまたいろいろ問題もありそうなところ。
外宮さんの本殿までの距離は400メートルぐらい。本殿前は一段の段差のみ。
本殿まで行って、御垣内参拝を見ていたら、車椅子持参の私たちに神宮の方が声をかけてくださいました。
「入口でタイヤの太いタイプの車椅子貸し出ししていますよ」と。
「いえいえ、今日はコレでいいのです。ありがとうございます」と伝えると、車椅子に
「伊勢志摩バリアフリーツアーセンター」と書いてあるのを見たからか?
私の顔が割れていたのか?分からないが…
「5月6日、奉曳されるのですよね?車椅子の方何名こられるのですか?」と聞かれました。
一瞬ドキッとしました。
実は、正規ルートでしか、この件は伝えてはならないことになっていたのですが、
聞かれてしまったものは仕方ありません。
正直に伝えました。
すると、
神宮さんから御垣内参拝の相談がされました、どのようにして、お身体不自由な方参拝してもらいましょうか?今まではこんなふうに云々と過去の事例を挙げてくださって、いろいろ親身になって
「せっかくですからお参りしていただきたいたいですよね」とおっしゃってくださいました。
神宮の方の話をきかせてもらいながら、なんとなく前が見えてきました。
そして帰るときに
「お待ちしております」と、神宮の方。
そんな言葉を聴けると思っていなかったので、うれしさのあまり、ちょっと
涙が出そうになりました。
つーか、後で思い出し泣き。
ここでは詳しく語りませんが、神宮のこと知っている人は分かると思いますが、この長い歴史の中で、
神宮が少しずつ変化してきています。すごいことなのです。
それは、私たちの活動するずっと以前から、いろんな人の動きによるもので、ちょうど私たちは、いいタイミング
にいてると思います。
そんな些細な一言で、
人の心は動かされます。
そんな当たり前のような言葉が、
原動力になったり、これからの大イベントの
勇気がでてきます。
何気なく言ったかもしれない、言葉が、
私たちをさらに引っ張ってくれます。
今日のシュミレーションは、そんなこともあって、とても
収穫のある充実した時間でした。
みなさん、お疲れ様でした。
そしてありがとうございます。