HASSY局長のハサカル日誌

伊勢志摩バリアフリーツアーセンター事務局長HASSYが
日々のハサカル(気になる)出来事など記録していきます。

0424:NHKディレクター観光とバリアフリーの下見に来る

2007-04-30 11:34:31 | HASSY語録~ばりふりつぶやき~
先日電話取材を受けたNHK文化・福祉番組ディレクターチェアーウォーカーT氏がやってくるということで、バリアフリー観光の根本を見てもらおうと、本日よりご案内。

天候はあいにくの雨模様。

まずは、とりあえずは内宮さんへ。
T氏は、伊勢志摩には2度ほど来たことあるようですが、内宮の中までは入っていないとか。
でも、今日もこの雨では…。

観光に携わる人たちの声を聞いてみたいということですので、いつもお世話になっている白鷹さんところで、しばしお話。


白鷹さんの話を聞いていると、本当観光のおもてなしの原点を聞かせてもらえて、コチラも力が涌いてきます。

いろんな話を聞いている中、おもてなしを意識しなくてやっているんだな~ってことがわかりました。

ディレクターと白鷹さんの会話の中で

「たまに観光しにきて小さいお子さんがお漏らししてしまったとき、うちの子供の小さかったときの服とかあげたりしするんですよ~。」


という話を聞いて、そこまで、どうして出来るのですか?と、ディレクターの質問に対して、白鷹さんは

「目の前にいる困っている人を助けることを「なんでそこまでするの?」と聞かれても、よう説明出来へんわ~」

と。

そうなのですよね。
いまや、交通バリフリー法ハートビル法補助犬法、もうじき出来るユニバーサルデザイン新法などという、いろんな法律や条例で決め事が出来てきましたが、その中に心はありますか?

決まっているから「やる」、言われたから「する」のではなく、本来人間は心からう動いていたのではないでしょうか?

白鷹さんのような人たちは、法律や条例とはまったく違うところで動いています。
こんな困った人がいたら、こうするという決め事ではなく、その時の自分ができるお手伝いを本能的にしているのです。

だから説明できないのです。

高齢者や障害者が観光にみえてもそうです、分け隔てなく、お客さんとして受け入れ、困っていれば助けて、困っていなければ、手は出さない。

なんだか話を聞いていて、伊勢志摩が歴史ある観光地であることが改めて認識しました。
それは、カタチやモノではなく、こんな考え方が観光地の歴史を語れるのかもしれませんね。


ということで、他にも二見の大石屋さんの館内総畳にT氏はおどろき、大石屋の大将の考えに、またまた衝撃をうけていたようです。


伊勢志摩が、いつまでも、説明できない、条例や法律化出来ない、おもてなしがされている。

そんな観光地であってほしいと思いました。


夜はみんなでKen's庵でお食事