HASSY局長のハサカル日誌

伊勢志摩バリアフリーツアーセンター事務局長HASSYが
日々のハサカル(気になる)出来事など記録していきます。

0421:頭部外傷の勉強してきました。キーワードは「架橋静脈」

2007-04-23 23:01:37 | お木曳き・式年遷宮
今日は、とても充実した一日です。
朝からばりふり奉曳コース下見をして、昼食を取ってから、午後からは地元慶友病院にいきました
13:30から院長である堂本先生の、これからの「お木曳を迎えて」よくある頭部外傷の講演を聴きに行ったのです。

実は、講演を聴きに行く理由はもうひとつ。
慶友病院はばりふり奉曳集合場所の近くと言うこともあり、協力依頼をいくつかお願いしていました。
・車椅子対応トイレの使用のお願い
AEDの貸し出し
・障害者の方の駐車場確保
といったお願いです。

そして、本日上記のような興味ありな講演もしていたので、聴きに行ったのです。
講演は病院のロビーで行われました。

パワーポイントと用いて、素晴らしく分かりやすく頭の中の説明をしてくれました。
「お木曳」とは関係なく、医学的なオハナシにもう、私の興味は釘付け!!


自分の身体のこと、知らないことだらけです。

脳は頭蓋骨で守られて、脳脊髄液で浮かんでいるという言うのはよく聞いていました。
そして脳は豆腐のように柔らかいと、弁当箱の中に豆腐が入っているようなものというのも、なんとなく聞いたことあります。
しかし、今日始めて知ったのは、「架橋静脈」
実は、脳みそは、脳脊髄液だけで浮いているのではなく、架橋静脈により吊り上げられているのです。
そう、橋のように。

なんだか目からウロコ。

もっとグロテスクな写真説明もありましたが、あえてここではUPしませんでした

だから、頭を打つ事だけが、頭部外傷と思われがちなのですが、違います。
急激な動きや後ろへひっくり返ったときの頭の動きと頭の中の脳の動きがとっさに力の動きが反発して、この大事な架橋静脈が切れてしまうという事態も頭部外傷tとなるのです。

ここがきれると相当アブナイらしいです。

命綱です。

危ないのは50~65歳の過信している男性だって。
そして、昨年のお木曳一年次は、20年前よりも、頭部外傷で病院に運ばれてくる率が減ったのは、女性の進出(隣の女性がいると、若干ムリしない)と飲酒の規制が強くなったからな?と、先生はおっしゃっていました。

女性陣、意外なところで貢献ですね。

しかし、5月6日のばりふり奉曳では、過信する若いチェアーウォーカー(介助は必要ないわという方)が、何かの拍子に後ろにひっくり返って…という事態がありえそうなので、要注意です。

目を光らせておかなければ…。