中国の対応には、興味が湧く。
そんな中、「習近平の中国」の講演会があった。
スピーカーは、元駐中国特命全権大使だった、宮本雄二さんです。
講演内容は、省略しますが、Q&Aに答えた回答が印象に残った。
・中国には、将来の戦略がない。
→ 中国をどのような社会にするのかのビジョンがない。
あるのは、GDPの目標だけである。
・中国の軍事費はGDPの2%であるが、米国の軍事費は、GDPの4%。
(日本の防衛費は、GDPの5%以内であるが、7-8年前に中国に抜かれている)
米国のGDPは、中国のGDPの約2倍あるので、米国の軍事費は、中国の軍事費の約7倍の予算である。
いつまでたっても、追いつかない。
→ 中国は、軍事費を増やしてどうしたいのか?
その先の国づくりが分からない。
私の感想:
中国への対応には、短期的な対応でなく、長期的にどう捉えるかを考える必要があると感じた。
13億人を政治的に治めるのは、並大抵なことではない。
人口減少、老人人口比率増加、自治問題、経済成長率減少、ナショナリズム、民主化等、解決しなくてはならない問題が多い。
新聞等のメディア情報では分からない観点で、気づきが多かった。
久しぶりに、「大変良かった」と評価できる講演でした。