神戸市西区神出の休耕田で『大豆畑トラスト』を立ち上げた2000年(だったかな)に、トラストの会員だったYamahiraさんを覚えておられるでしょうか。きのう彼を訪ねてきました。
写真は彼の家の玄関です。ぶら下がっているのは電気釜の内釜四つで、客はそれをハンマーで好きなように叩いて来訪を告げます。どんなに大きい音を立ててもご近所迷惑になることはありません。谷あい入口の民家から500メートル山中に入ったところに建つ一軒だけのログハウスですから。
場所は宮本武蔵の生地である作州の山中で、近くには武蔵が沢庵和尚に懲らしめられたとされる寺もあります。このあたりは鹿が増えてきて農作物の被害がひどく、田畑は電気柵をめぐらしたり鉄筋メッシュで防護柵をつくったりしてあります。彼の話では、夜に谷あいの入口からログハウスにたどり着くまでに15頭の鹿と出会ったことがあるそうです。真っ暗闇に二つの目がライトで光るからわかります。
私たちと世代のちがう彼が、なにもなかった山中に家を建てて一家でエコ生活をはじめて7年半になります。子どもたちは自立して出ていく者あり、介添えの必要な親を引き取ったりと変化はありますが、ずっとここに住んで生活の地盤を築いてこられた、いわば田舎暮らしの大先輩です。山羊が五頭いて、あたりの草を食べ、その乳とチーズを賞味させてもらいました。そういえば彼は垂水区に住んでいたとき、山羊の手綱をもって街中を散歩させ、街の人たちが目を丸くしたと話していたことがありました。
水は谷川と手掘りの井戸の水を使い、電気は来ていますが徹底したエコ生活です。ログハウスの前の畑は不耕起の自然農法です。ログハウスや物置、ゲストハウスなど全部自作ですし、素人大工としても大先輩です。びっくりするような話はいつまでも尽きませんでした。
写真は彼の家の玄関です。ぶら下がっているのは電気釜の内釜四つで、客はそれをハンマーで好きなように叩いて来訪を告げます。どんなに大きい音を立ててもご近所迷惑になることはありません。谷あい入口の民家から500メートル山中に入ったところに建つ一軒だけのログハウスですから。
場所は宮本武蔵の生地である作州の山中で、近くには武蔵が沢庵和尚に懲らしめられたとされる寺もあります。このあたりは鹿が増えてきて農作物の被害がひどく、田畑は電気柵をめぐらしたり鉄筋メッシュで防護柵をつくったりしてあります。彼の話では、夜に谷あいの入口からログハウスにたどり着くまでに15頭の鹿と出会ったことがあるそうです。真っ暗闇に二つの目がライトで光るからわかります。
私たちと世代のちがう彼が、なにもなかった山中に家を建てて一家でエコ生活をはじめて7年半になります。子どもたちは自立して出ていく者あり、介添えの必要な親を引き取ったりと変化はありますが、ずっとここに住んで生活の地盤を築いてこられた、いわば田舎暮らしの大先輩です。山羊が五頭いて、あたりの草を食べ、その乳とチーズを賞味させてもらいました。そういえば彼は垂水区に住んでいたとき、山羊の手綱をもって街中を散歩させ、街の人たちが目を丸くしたと話していたことがありました。
水は谷川と手掘りの井戸の水を使い、電気は来ていますが徹底したエコ生活です。ログハウスの前の畑は不耕起の自然農法です。ログハウスや物置、ゲストハウスなど全部自作ですし、素人大工としても大先輩です。びっくりするような話はいつまでも尽きませんでした。