古希からの田舎暮らし

古希近くなってから都市近郊に小さな家を建てて移り住む。田舎にとけこんでゆく日々の暮らしぶりをお伝えします。

湯の山街道を歩く

2009年06月09日 10時25分45秒 | 古希からの田舎暮らし 80歳から
 前に道のことを書きましたが、あれは知人宅を訪ねたときに見かけた裏山に入る道でした。
 きのうは買物ついでに散歩することにして、車で市街地に出ました。買物をすませてどこを散歩しようかと思ったとき、目にふれたのが写真の小径でした。何の変哲もない街中の小道ですが、うれぶれた生活感がただよって、探究心をそそります。
 実際に歩いてみたら小道はすぐに尽きてしまいました。家の横のすき間を通って出たのは『湯の山街道』という観光チラシに載っている歴史街道です。豊臣秀吉の頃からの古い道ですが、両側の家家はほとんど昔の姿をとどめていません。それでもとにかく30分ほど歩いて、旧街道の雰囲気をいくらか感じました。
 道の両側は昔から町屋が軒を連ねていたのでしょうが、いまでは建て替えた家が多く、歯が抜けたように空き地になっているところもあります。名前だけはよく聞いていた街道ですが実際に歩いてみて、納得したような、心のすみでは少し落胆したような気持ちで帰ってきました。
 容赦ない時の流れは、たまに昔をしのぶ身勝手な情緒を押し流します。それでいいのかもしれません。
 
 
 
コメント
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