古希からの田舎暮らし

古希近くなってから都市近郊に小さな家を建てて移り住む。田舎にとけこんでゆく日々の暮らしぶりをお伝えします。

夜盗虫の暗躍はつづく

2009年06月24日 04時35分40秒 | 古希からの田舎暮らし 80歳から
 夜の世界にはびこる……といえば、なんといっても夜盗虫。その夜盗虫の暗躍の一端を紹介しましょう。いまは胡麻の苗を植える時期です。たくさん播いた胡麻が一斉に芽を出して、畝に二列の胡麻苗のラインができます。しかしところどころラインが切れています。夜盗虫の仕業です。
 その苗のラインを間引いて、一本ずつの苗にします。端っこまで作業をして点検していると、元気のない苗がある。もっと元気な苗に代えようととりあげると根元で食いちぎられている。さては……と思ってまわりの土をさぐると犯人の夜盗虫が出てくる。
 昼間なのに、作業しているわずかな時間にもうそんな悪いことをする。胡麻は大人の背の高さくらいになり、葉っぱもびっしりつけるのだから、それから食べればいいものを。苗のうちに食べて胡麻がほろびてしまったのでは、あとで困ることになるぞ。……なんて夜盗虫に説教しても通じるわけないなー。
 以上は道子さんの仕事。ぼくはサツマイモを植えました。シモン、バイオのベニアズマ、ナルトキントキの苗を切り、欠株や空いているところに植えて水をやりながら数えてみました。全部で60株補充しています。特にバイオのベニアズマは順調にツルを伸ばしており、まだいくらでも苗がとれそうです。
 これで今年も芋掘り客が来てたっぷり掘っても大丈夫です。四日前に播いた大豆が芽を出しはじめました。これだけはいくらハトがじたばたしてもネットが完璧で手も足も出ない。虫や鳥に『やられっ放し』ではいくら善良な人間も腹が立つ。せめてこれくらい完璧にシャットアウトすることもなければヤッテラレナイ。それともこんなことを書くぼくはまだ修行が足りんのかなー。
 なお夜盗虫は長靴で踏んでも皮が丈夫で土にめり込み、なかなかつぶれません。ハサミで切って処分していますが、水で処分する方法もあります。ジャガイモを掘っていて見つけた夜盗虫数匹を、コイモプールに放り込んでみました。ふつうの虫は浮くのに夜盗虫はドボンと沈みます。しばらくすると、もんごりもんごり動こうとします。でもわずかな時間で、動きも鈍く、一分もしないうちに水底で動かなくなります。でも「ほんとに死んだの? あとでまた動き出すんじゃないの?」と言われて、不安になりました。水に沈んで翌日もそのまま死体があるかまた実験してみます。

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