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古希からの田舎暮らし

古希近くなってから都市近郊に小さな家を建てて移り住む。田舎にとけこんでゆく日々の暮らしぶりをお伝えします。

ため池の風情は池ごとにちがう

2009年06月02日 02時34分33秒 | 古希からの田舎暮らし 80歳から
 ぼくの町は数軒のから100軒を越えるまで大小17あります。となりの町は大小12部落あります。そんな町がいくつか寄り集まって市になっているのです。
 4月~5月の散歩はよく車で出掛けました。車をそのの公民館の庭あたりに置いて、なだらかな山に入ってみるとどのにもため池があります。そこまで足をのばして池ごとにちがう新緑をたのしみました。(どのにもかなり立派な公民館があります。寄り合いには車で集りまりますから大きな駐車場もついています)
 写真はとなり町の小さなのため池です。藤の花の咲きはじめた4月下旬に撮りました。何の変哲もありませんが、実際に池の堰堤に立ってみると池ごとに風情があり、その景色の中にしばらく身をひたしていたい気になります。
 しかしいまこの池に行ってもおそらく堰堤に近寄れないでしょう。草が腰を越えるほどに伸びて、蛇やマムシも出そうだし、下の道から堰堤を見上げるしかありません。写真ではわかりにくいですが、足元には50センチくらいの蔓(かずら)の芽が地面からいっぱい出ています。その蔓が伸びた草の表面をおおい、堰堤はおそらく盛り上がるようになっているでしょう。
 6月になって田んぼに水が入り、蛙の声が戻ってきました。ほどなく田植えがはじまります。そして田植えの終った頃から7月はじめにかけてどのも村中総出で堰堤の草刈りをします。毎年のことですが、村の主力の中高年世代にはきつい仕事です。今年も無事にすみますように。
 
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