畑のそばのお宅から毎年いただいていた冬瓜(トウガン)を今年は我が家でつくろうと、カボチャの列に苗を植えました。そしてできたのが写真の冬瓜三兄弟です。一つ量ってみたら5,7キログラムありました。スーパーで売っている冬瓜は昔の枕くらいの大きさですが、これは立派です。早速食べてみたらおいしかったです。来年も一本は植えることにします。
きのうはゴマの根を燃やし、スイカ畑を片づけ、ゴマの畝とか大豆の畝間を耕運しました。道子さんは豆類のムシの防除に専念し、小豆のネット内に黄色い粘着の紙をぶら下げました。アズキノメイガは黄色に寄ってくると書いてありましたので。早速夜盗虫の卵を産むヨトウガが数匹くっついていました。
小豆の畝を囲む青い防風ネットはどこから見ても目立ちます。きのうも犬の散歩をしている人に「なにをつくっとられるんですか」ときかれました。そこでまたアズキノメイガの飛ぶ高さから説明します。村の人は納得したような、しないような顔できいて、去っていかれます。もう10人近くの人に説明したでしょうか。わざわざ質問はしないけど「青いネットはなにかなー」といぶかしく思う村の人もおられるでしょう。
そういえば先日、神戸電鉄の粟生線に乗り第三セクターの北条鉄道に乗ったとき、うちと同じ青いネットを沿線で見かけました。こちらは相当大きな果樹園の囲いのようでした。イチジクかなにか果樹を鳥から守るための囲いでしょうか。
草刈りの刈払い機を修理に出しました。マキタの26ccの刈払い機で、いまの畑を借りるようになって買ったので四年目です。いまも快調でエンジンはひもを一回引けばかかりパワーもありますが、アクセルのワイヤーを通す中空のネジが折れたのです。10日もかかるとか。いま修理に出しておけばお彼岸前の草刈りには間に合うでしょう。
この数日、畑で仕事をしていても散歩していても頭の中で音楽が鳴っています。サラ ブライトマンとアンドレア ボッチェリの歌う“Time to say goodbye" が。車を運転しているときにふと口ずさんでいたり。そんなことってときにありますよね。ベートーヴェンの『悲愴』の第二楽章がずっと鳴ったり、童謡や歌謡曲の一節がずっと鳴ったり。
題名を見ると別れの歌ですが、この曲はこれから蒼い空に羽ばたこうとするような、遥かな水平線に向かって航海がはじまるような感じです。ネットで調べてみるとやはりこれから「二人で旅立つ」という意味で、結婚式の披露宴なんかでも歌われるようです。
元は15年ほど前にボッチェリが歌っていましたが、ブライトマンとデュエットで歌うようになって世界中で大ヒットしたそうです。you tube ではブライトマンが、子どもの頃サッカーの事故で目の見えなくなったボッチェリの手をしっかり握って登場し、情感を込めて歌います。
ブライトマンのあとにボッチェリの歌い出す声を聞くと、胸がすーっとひろがり、気持ちがいい。