古希からの田舎暮らし

古希近くなってから都市近郊に小さな家を建てて移り住む。田舎にとけこんでゆく日々の暮らしぶりをお伝えします。

また猫が檻にかかりました。

2011年09月01日 06時17分15秒 | 古希からの田舎暮らし 80歳から
               
 アライグマを捕獲しようと仕掛けている檻に、また猫がかかりました。今年2匹目です。シャクだから檻を蹴飛ばして猫をおどしてから戸をあけ、必死に逃げるところを写真に撮ろうと、カメラを構えて道子さんに戸をあけてもらいました。
 猫は写ったけどポーズがよくない。逃げてるように見えない。仕方がないので、ゴマの根を撮ってそれをアップしよう(ゴマは細かい根をいっぱい張って育ちます)、クロメンガタスズメ蛾のサナギも横に添えておこう、と撮影しました。でもあの人面蛾というか髑髏仮面蛾は、幼虫時代も存在感あるけど、サナギになっても赤黒くてゾクッとする存在感があります。だからやめ。
 ではアップした写真はどこかというと、実はこれは口吉川町里脇ぶどう園にある足湯です。ぶどう園に行こうと車で山に入ると『足湯』と看板が出ています。温泉大好きだから寄ってみました。先着の家族連れが足湯をたのしんでいます。
 それでは……と靴を脱ぎ、靴下を脱ぎ、いざ足をつけてみると……。なんと水! 夏だからひんやりしていいのかもしれないけど、こんな水に『足湯』と看板を出しても法律違反にはならんのかなー。温泉の効用や分析表は貼ってありましたが、見る気がしませんでした。
 畑のそばの山では、カナカナが鳴かなくなりました。ツクツクホーシとミンミン蝉が鳴いています。きょうから9月。収穫の秋です。まずゴマは全部刈り(折り)とって干しています。畑に残った根の処理に一日かかりました。ゴマの根は細かく、いっぱい土をかかえこんでいます。そのまま片付けたのでは畑のいい土がなくなります。「田んぼの土ができるのには400年かかる」という人もいるくらいで貴重です。
 そこでセメントのブロックをうねに置き、それに根をたたきつけて土を落とします。今年は木槌をもってきてそれでたたいて土を落としました。去年手間がかかったから。でもやっているうちに、木槌よりブロックの角に根の塊をぶつけるのが一番効率がよいことがわかりました。いままで平らな面にたたきつけていました。
「そうか。73歳になってもまだ気づくことがあるんだ。これもひとつの『成長』なんだろうな」と自分で感心しながら黙々と作業しました。
 サツマイモは掘ってひと月ほど置いたときが一番おいしくなるそうです。間もなく芋掘りシーズンで娘たち孫たちはだれか連れてやってくるでしょう。そのとき食する焼き芋は掘りたてでないほうがいい。そろそろ掘って用意しなくては。
 それにしてもアライグマくん、その後やってきた気配がありません。サツマイモは毎日夕方にはネットをかぶせています。11メートル×8メートルの広いネットの下にもぐり込んで芋を掘って食べるのは、俊敏な動物にしてもいささか勇気のいる行動です。あの動物ネットで防いでいる、とこちらは思っているのですが……。
コメント
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